こんにちは!
みなさん、アンタッチャブルレコードというものをご存知でしょうか?
それは将来的に当分抜かれないであろう、「不滅の記録」のことですね。
今回は日本プロ野球の中で野手記録に絞って「不滅の記録10選」をご紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
※本記事の現役記録は2021年シーズン終了時の成績です
【本塁打数】
通算最多:868本塁打(王貞治)
現役通算最多:442本塁打(中村剛也)
シーズン最多:60本塁打(バレンティン(2013年))
2021年最多:39本塁打(村上宗隆、岡本和真)
まずは本塁打記録です。
本塁打通算最多記録は868本、シーズン最多記録は60本です。
これは野球ファン以外にも認知されているであろう有名な最多記録ですね。
ただし通算記録に関しては平成のホームランアーチスト中村でさえも868本の半分程度です。
868本越えの記録は今後も出そうにないですね。
一方、シーズン60本は2013年の記録なので比較的最近達成された記録です。
【打点数】
通算最多:2170打点(王貞治)
現役通算最多:1271打点(中村剛也)
シーズン最多:161打点(小鶴誠(1950年))
2021年最多:113打点(岡本和真)
通算打点最多記録は王貞治の2170打点です。
単純計算で22年連続100打点をすれば更新できますが、実質不可能ですね……
シーズン打点記録も70年以上前に樹立された161打点です。
シーズン打点記録ランキングは
2位 153打点ローズ(1999年)
3位 147打点今岡誠(2005年)
なので実は最近肉薄するところまでは迫っていたのですが、あと一歩及ばずでしたね。
シーズン最多記録も単純計算で1試合1打点以上あげないといけない計算になるのでなかなか遠い記録です。
【得点数】
通算最多:1967得点(王貞治)
現役通算最多:1100得点(坂本勇人)
シーズン最多:143得点(小鶴誠(1950年))
2021年最多:95得点(柳田悠岐)
得点記録の顔ぶれを見ると、「ホームランアーチスト」or「出塁率お化け」がランクインする印象です。
坂本は高卒2年目から30過ぎまでで1000得点以上を積み上げてきたので、40代後半まで頑張ればなんとか通算記録に届きそうでしょうか。
シーズン記録は単純計算で1試合1得点ペースならぎりぎり143得点達成です。
【塁打数】
通算最多:5862塁打(王貞治)
現役通算最多:3347塁打(坂本勇人)
シーズン最多:376塁打(小鶴誠(1950年))
2021年最多:283塁打(村上宗隆)
またしても、通算記録ホルダー=王貞治、シーズン記録ホルダー=小鶴誠です。
ホームラン=4塁打ということになるのですが、王は868本塁打を打っているのでホームランだけで
868×4=3432塁打
になります。
ホームラン数だけで現役通算最多記録を抜いてしまっていますね。
なので地味に通算記録の5862塁打はアンタッチャブル記録でした。
一方、シーズン記録の3位と4位は
2001年ローズ 364塁打
2002年松井稼頭央 359塁打
と最近の選手が376塁打に迫る記録を叩き出していたので更新不可能ということはなさそうですね。
【盗塁数】
通算最多:1065盗塁(福本豊)
現役通算最多:311盗塁(西川遥輝)
シーズン最多:106盗塁(福本豊(1972年))
2021年最多:30盗塁(中野拓夢)
次は盗塁記録です。
盗塁の最多記録は通算&シーズン両方とも福本豊でした。
また、シーズン記録についても例年盗塁王は30〜50個程度なのでシーズン最多記録の程遠さがわかりますね。
【長打率】
通算最高:.634(王貞治)
現役通算最高:.523(山田哲人)
シーズン最高:.779(バレンティン(2013年))
2021年最高:.639(鈴木誠也)
次はあまり馴染みのない記録ですが長打率の記録です。
通算最高記録は王貞治の.634です。
1シーズンのみ6割を超えるだけでも至難の技なのに、王は通算通して6割を超えてくるのですからさすがですね。
シーズン最高記録は60本塁打を達成した年のバレンティンの.779です。
最高記録更新のためには50本以上のホームランは必須ですね。
【犠打数】
通算最多:533犠打(川相昌弘)
現役通算最多:327犠打(今宮健太)
シーズン最多:67犠打(宮本慎也(2001年))
2021年最多:26犠打(甲斐拓也)
通算最多記録は「バントの神様」、川相昌弘の533犠打です。
現役通算最多記録でもまだ200個足りないアンタッチャブルレコードですね。
またシーズン記録は日本代表キャプテンを務めたこともある宮本慎也でした。
最近は送りバントに対して「得点期待値を下げる行為」という認識が定着してきています。
しかも本来「犠打が仕事」の2番バッターにも最強打者を置くチームが増えてきました。
こういった時代変化を考えると上記の通算犠打&シーズン犠打記録はしばらく更新されることはないかもしれませんね。
【三塁打数】
通算最多:115三塁打(福本豊)
現役通算最多:66三塁打(松田宣浩)
シーズン最多:18三塁打(金田正泰(1951年))
2021年最多:7三塁打(塩見泰隆、宗佑磨、源田壮亮)
通算最多三塁打記録は「世界の盗塁王」福本豊の115本でした。
三塁打は足の速さがものをいう記録なので彼が通算最多なのは納得ですね。
一方現役通算最多は松田宣浩です。
松田は足が速いことに加えて本拠地が福岡ドーム(テラスができる前は日本一広い球場)だったことが要因でしょうね。
一方、シーズン三塁打最多記録は18本です。
シーズン記録では2018年に上林誠知が14本の記録を打ち出しているので彼の今後に期待したいですね。
【四球数】
通算最多:2390四球(王貞治)
現役通算最多:1055四球(鳥谷敬)
シーズン最多:158四球(王貞治(1974年))
2021年最多:112四球(村上宗隆)
四球記録は通算記録もシーズン記録も王貞治が最多です。
生粋の強打者なので勝負を避けられてしまうのは当然の流れですよね。
一方、鳥谷は選球眼の良さで有名な選手で通算四球数も現役最多でした。
しかしそんな鳥谷でも王の記録の半分にも至っていません。
四球数記録の更新者についても当分出てこないかもしれませんね。
【三振数】
通算最多:1955三振(清原和博)
現役通算最多:1914三振(中村剛也)
シーズン最多:204三振(ブライアント(1993年))
2021年最多:173三振(佐藤輝明)
最後に三振記録で締めたいと思います。
通算最多三振記録は「番長」清原和博の1955三振でした。
しかし現役の中村剛也が清原の記録に残りわずかのところまで迫っているので記録更新は時間の問題でしょう。
一方、シーズン記録はブライアントの204三振です。
2021年の佐藤輝明は173三振なので記録更新してしまいそうな勢いでしたね。
しかし彼は「発展途上」の選手なのでこれからの成長次第で三振率を減らすことは可能だと思います。
まとめ
今回は10大プロ野球の不滅の記録【野手編】をご紹介しました。
そうそうたる顔ぶれの名だたるアンタッチャブルレコードが並んでましたね。
筆者はこういう記録を眺めるのが結構好きです。
また思いついたら違う粒度で記録を並べてみたいと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!