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【プロ野球】三冠王歴代達成者や達成条件について解説【令和初&最年少は村上宗隆】

※本ページにはプロモーションが含まれます。

プロ野球における三冠王とは首位打者、本塁打王、打点王の3つのタイトルを同時に獲得することです。

本記事では三冠王の歴代達成者や次の三冠王に近い選手は誰か?についてまとめています。

✔︎本記事の内容

  • 三冠王とは?達成条件について解説
  • 歴代三冠王達成者を一挙紹介
  • 次の三冠王は誰?過去の成績から候補者を紹介

ぜひ最後まで読んでみてください。

三冠王とは?最強打者の証!

三冠王の達成条件は以下の通りです。

1シーズンで1人の打者が首位打者・本塁打王・打点王のタイトルを獲得すること

複数シーズンにまたがらず1シーズンで達成する必要がある非常に難易度の高い記録です。

三冠王を達成したら最強打者として歴史に名を刻むことができます!

歴代三冠王達成者を一挙紹介

三冠王のこれまでの達成者は8人達成回数12回です。

日本野球機構が発表している歴代三冠王達成者一覧を紹介します。

✔︎三冠王達成者一覧

選手名 球団 年度 打率 本塁打 打点 備考
中島 治康 巨 人 1938 秋 .361 10 38
野村 克也 南 海 1965 (パ・リーグ) .320 42 110
王 貞治 巨 人 1973 (セ・リーグ) .355 51 114
王 貞治 巨 人 1974 (セ・リーグ) .332 49 107
落合 博満 ロッテ 1982 (パ・リーグ) .325 32 99
落合 博満 ロッテ 1985 (パ・リーグ) .367 52 146
落合 博満 ロッテ 1986 (パ・リーグ) .360 50 116
ブーマー 阪 急 1984 (パ・リーグ) .355 37 130
バース 阪 神 1985 (セ・リーグ) .350 54 134
バース 阪 神 1986 (セ・リーグ) .389 47 109
松中 信彦 ダイエー 2004 (パ・リーグ) .358 44 120 本塁打は1位タイ
村上 宗隆 ヤクルト 2022 (セ・リーグ) .318 56 134 史上最年少(22歳)

(引用元:NPB.jp 日本野球機構「各種記録達成者一覧」)

三冠王複数回達成者【王貞治、落合博満、バース】

これまでに3人の選手が三冠王を複数回達成しています。

  • 王貞治:2回(1973, 1974年)
  • 落合博満:3回(1982, 1985, 1986年)
  • バース:2回(1985, 1986年)

同一選手が2年連続で獲得することが多いですね。

三冠王を獲得した翌年は相手チームからのマークがキツくなりそうですがそんな中で2年連続三冠王を獲るのはさすがです!

平成唯一の三冠王達成者【松中信彦】

30年間の平成時代の中で唯一、三冠王を達成したのは松中信彦選手です。

芸術的な内角打ちが魅力の選手で球界屈指と言われました。

しかも広い福岡ドームを本拠地にしていながら本塁打王を獲得したのが驚きですね。

令和初の三冠王達成者【村上宗隆】

2022年シーズンに史上最年少となる22歳で村上宗隆選手が三冠王を達成しました。

このシーズンは日本人最多の56本塁打とプロ野球最多の5打席連続本塁打も成し遂げておりまさに「村神様」と呼ぶにふさわしい年となりました。

三冠王達成者はMVPも獲得している?

三冠王を達成している打者は同年に最優秀選手賞(MVP)も獲得しているのでしょうか?

選手名 球団 年度 MVP
中島 治康 巨 人 1938 秋 獲得
野村 克也 南 海 1965 (パ・リーグ) 獲得
王 貞治 巨 人 1973 (セ・リーグ) 獲得
王 貞治 巨 人 1974 (セ・リーグ) 獲得
落合 博満 ロッテ 1982 (パ・リーグ) 獲得
落合 博満 ロッテ 1985 (パ・リーグ) 獲得
落合 博満 ロッテ 1986 (パ・リーグ) (石毛宏典が獲得)
ブーマー 阪 急 1984 (パ・リーグ) 獲得
バース 阪 神 1985 (セ・リーグ) 獲得
バース 阪 神 1986 (セ・リーグ) (北別府学が獲得)
松中 信彦 ダイエー 2004 (パ・リーグ) 獲得
村上 宗隆 ヤクルト 2022 (セ・リーグ) 獲得

1986年に三冠王を達成した落合とバースがMVP受賞を逃していました。

二人とも1985年と1986年に連続三冠王を達成しているので2年目の三冠王はインパクトが薄かったんですかね…

2010年以降の二冠王達成者

惜しくも三冠目のタイトルを取れず二冠王となった選手を一覧で紹介します。

本塁打と打点の二冠王は意外と多くの選手が達成しています!

✔︎2010年以降の二冠王(本塁打と打点)達成者

選手名 球団 年度 打率 本塁打 打点 備考
ラミレス 巨人 2010 .304 49 129
中村剛也 西武 2011 .269 48 116
中村剛也 西武 2015 .278 37 124
筒香嘉智 横浜DeNA 2016 .322 44 110 打率3位
デスパイネ ソフトバンク 2017 .262 35 103
ソト 横浜DeNA 2019 .269 43 108
岡本和真 巨人 2020 .275 31 97
岡本和真 巨人 2021 .265 39 113
山川穂高 西武 2022 .266 41 90

✔︎2010年以降の二冠王(打率と打点)達成者

選手名 球団 年度 打率 本塁打 打点 備考
阿部慎之助 巨人 2012 .340 27 104 本塁打2位
ブランコ 横浜DeNA 2013 .333 41 136 本塁打2位

✔︎2010年以降の二冠王(打率と本塁打)達成者

該当選手なし

令和2人目の三冠王に近い選手は誰?

2022年シーズンに村神様こと、村上宗隆選手が令和初の三冠王を達成しました。

村上選手が翌年以降も三冠王を取る可能性はありますが、村上選手以外で三冠王候補者と呼べるのは一体誰になるのでしょうか?

ここで令和二人目の三冠王に近い選手を紹介していきます。

三冠王獲得に必要な成績

三冠王は他の選手との相対評価によって決まるので必要な数字は明確ではありませんが、

  • 首位打者:打率.320〜.350
  • 本塁打王:35〜50本塁打
  • 打点王:100〜120打点

くらいの成績が必要になります。

本塁打を多く打てばそれだけ打点も多くなるので本塁打と打点の2冠は達成の余地があります。

しかし打率(ミート力)と本塁打(パワー)の両方で好成績を残すのが非常に大変です!

打率と本塁打でハイレベルな成績を残している選手

今後三冠王を達成する選手は現れるのでしょうか?

将来の三冠王候補者を探すため、打率と本塁打の両方でハイレベルな成績を残した選手を調べてみました。

✔︎2019年以降に打率3割、20本塁打を達成した選手

選手名 球団 年度 打率 本塁打 打点
森友哉 西武 2019 .329 23 105
坂本勇人 巨人 2019 .312 40 94
柳田悠岐 ソフトバンク 2021 .300 28 80
杉本裕太郎 オリックス 2021 .301 32 83
牧秀悟 横浜DeNA 2021 .314 22 71
村上宗隆(達成済) ヤクルト 2022 .318 56 134
佐野恵太 横浜DeNA 2022 .306 22 72
吉田正尚 オリックス 2022 .335 21 88

※太字はリーグトップ
※メジャー移籍していない選手が対象
※複数回達成した選手は最新年度のみ掲載

上記の選手あたりが三冠王の達成可能性がありそうですね。

三冠王達成の障壁はメジャー移籍?

三冠王達成の可能性があるほど圧倒的な選手はメジャーに挑戦するケースが多いです。

✔︎2019年以降に打率3割、20本塁打を達成してメジャー移籍した選手

選手名 球団 年度 打率 本塁打 打点
秋山翔吾 西武 2019 .303 20 62
鈴木誠也 広島 2021 .317 38 88

※太字はリーグトップ

秋山翔吾選手も鈴木誠也選手も日本で圧倒的な成績を残してメジャーに移籍しました。

三冠王達成を置き土産にメジャー移籍する選手が現れることに期待です!

まとめ

本記事ではプロ野球の三冠王についてお話ししました。

  • 三冠王とは1シーズンで1人の打者が首位打者・本塁打王・打点王のタイトルを獲得すること
  • 三冠王のこれまでの達成者は8人、達成回数12回
  • 次の三冠王は高い水準で打率と本塁打の成績を残せる選手に期待

以上です。

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