ソフトボールの男女別最高球速ランキング！体感速度は野球の何キロ相当？

ソフトボールの平均球速は女子で100km/h前後、男子で120km/h前後と言われています。（一流選手の場合）

それではソフトボールにおける最高球速記録はいったい何キロなのでしょうか？

そしていわゆる「体感球速」というのはどういう計算式で導いているのかについても計算結果とともにご紹介していきます。

✔︎本記事の内容

ソフトボールの歴代最高球速ランキング（男女別）

歴代球速ランキングと言いつつ内容が確かな文献が少なかったのでソフトボールの最高球速記録について紹介していきます。

女子日本最速、女子世界最速、男子日本最速、男子世界最速の4記録をそれぞれまとめました。

女子日本最速はやはり言わずと知れた日本のエース、上野由岐子投手ですね。

2010年の広州アジア大会で国際大会世界最速の121km/hをマークし、金メダル獲得に貢献しています。

女子世界最速はアボット投手の124km/hで、「ソフトボール最速投球（女子）」としてギネス世界記録に認定されています。

そして日本とアメリカそれぞれで4回ずつMVPを受賞、日本通算138勝19敗といった数々の快記録を残しています。

また男子は浜口辰也投手が日本記録の130km/h、アダム・フォーカード投手が世界記録の135km/hを記録しています。

ソフトボールの体感速度を野球の何キロに相当する？

ソフトボールの球速は野球の何キロに相当するのか計算してみました。

✔︎ソフトボール男女と野球の体感速度の対応表

※投手-本塁間：野球→18.44m、ソフトボール女子→13.11m、ソフトボール男子→14.02m

表の見方としては例えば一番上の行を見ると、野球の150kmとソフトボール女子の107km/hとソフトボール男子の114km/hは体感速度としては同じということになります。

この表より、歴代球速ランキングの方々の球速はそれぞれ

• 上野由岐子（女子）の121km/h →野球の170km/h
• モニカ・アボット（女子）の124km/h →野球の174km/h
• 浜口辰也（男子）の130km/h →野球の171km/h
• アダム・フォーカード（男子）の135km/h →野球の177-178km/h

に相当するという結果になりますね。

野球の最速記録はチャップマンの169km/hなので、ソフトボールの最高球速記録はそれ以上の体感球速になっています。

体感速度の計算方法

ちなみに体感速度を計算するためには「投手から捕手へボールが到達する時間」を利用しました。

投手から捕手へボールが到達する時間が同じであれば体感速度も同じであろうという考え方です。

ボールの到達時間は、

であり、ソフトボール男女と野球のピッチャープレートから本塁までの距離はそれぞれ次の通りです。

✔︎ピッチャープレートから本塁までの距離

例えば野球の160km/hは到達時間としては、

となりわずか0.4秒少しの時間で投手の手からミットに収まるということになります。

※本来は投手はピッチャープレートよりも手前でボールをリリースするためこの計算は必ずしも正確ではありません。あくまで参考程度ということで。

ソフトボールの球速まとめ

本記事ではソフトボールの球速について深掘りしていきました。

• 女子日本最速は上野由岐子の121km/h
  →野球の170km/h相当
• 女子世界最速はモニカ・アボットの124km/h
  →野球の174km/h相当
• 男子日本最速は浜口辰也の130km/h
  →野球の171km/h相当
• 男子世界最速はアダム・フォーカードの135km/h
  →野球の177-178km/h相当

以上です。