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【野球】セットアッパーとはどういう意味?中継ぎや抑えとの違いを徹底解説!

※本ページにはプロモーションが含まれます。

プロ野球の試合を見ていたらセットアッパーという言葉が出てきたけどどういう意味なんだろう?

セットアッパーと中継ぎ投手って同じ意味なの?

本記事はこんな疑問を解決できる内容になっています。

セットアッパーとは一言で言うと、「僅差で勝っている、もしくは同点の時に7,8回を投げるリリーフ投手のこと」のことです。

本記事を読めば次のことを知ることができます。

  • セットアッパーとはどういう意味?
  • セットアッパーに必要な適性はどんなスキル?
  • プロ野球で活躍したセットアッパーたちを紹介!

ぜひ最後まで読んでみてください。

セットアッパーとはどういう意味?中継ぎや抑えとの違いとは?

セットアッパーとは抑えへつなぐ投手のこと!

セットアッパーとは、僅差で勝っている、もしくは同点の時に7,8回を投げるリリーフ投手のこと

セットアッパーとは僅差で投げるリリーフ投手のことで、9回を投げる抑えへとつなぐ役割を果たします

基本的には試合展開を「保つ」役割なので、僅差の試合を抑えれば「ホールドポイント」という記録がつきます(ホールドポイントの条件は結構ややこしいので割愛します)

チームの勝利に直結する投手なのでリリーフ投手の中ではクローザーの次に信頼される投手がセットアッパーを務めます

 

中継ぎや抑えとの違いは?

セットアッパーと中継ぎと抑えは意味合いが異なります。

リリーフの役割

上の図は投手の役割を図解したものですが右側のリリーフという枠の中に中継ぎとクローザーという役割が存在しています。

クローザーは僅差で勝っている試合において9回を投げる投手のことで、セットアッパーは7,8回を担当する投手です。

セットアッパーやクローザー、リリーフなどの投手の役割の違いを詳しく知りたい方は以下の記事も合わせて読んでみてください。

【完全版】投手の役割とその呼び方を徹底解説!中継ぎだけで4つも分類がある?

 

セットアッパーは勝利の方程式の一角になる!

リリーフ陣の中でも特に信頼のおける3人は7〜9回を1イニングずつ投げる勝利の方程式を形成します。

7回:セットアッパー①
8回:セットアッパー②
9回:クローザー

勝利の方程式で特に有名なのは2000年代の阪神全盛期に活躍したJFK(ジェフウィリアムス、藤川、久保田)ですね。

この3人がしっかりしていると相手の攻撃は実質6回までしかないということになります。

過去の優勝チームは絶対的な勝利の方程式を持っていることが多かったですね!

プロ野球の勝利の方程式について徹底解説していきます!【歴代最強はどの投手陣?】

 

セットアッパーに求められる適性とは?

セットアッパーになるためには一体どんな適性が必要なんでしょうか?

プロ野球で活躍するセットアッパーに共通している要素は次の3つですね。

  • 絶対的な決め球を持っている
  • 無駄な四死球を出さないコントロールの良さ
  • 連投に耐えられるタフさ

 

絶対的な決め球を持っている

まずは絶対的な決め球を持っていることです。

打者が振り遅れるようなストレートだったりキレ味鋭いスライダーだったり何かしら自信のある決め球を持っています。

また、その決め球をよりよくするためにフォームを変則にしたり他の変化球を見せ球に使うケースも多いですね。

打者をキリキリ舞いする決め球はみていて爽快です!

 

無駄な四死球を出さないコントロールの良さ

次は無駄な四死球は決して出さないコントロールの良さです。

リリーフとして登板して四死球を連発したらみてる側としてもとても不安になってしまいますよね。

フォアボールで貯めたランナーがホームラン一本で全員帰ってきてしまった…なんてことになったら目も当てられません。

コントロールの良さは活躍するセットアッパーに共通して持っている要素ですね!

 

連投に耐えられるタフさ

セットアッパーは僅差で勝っている、もしくは同点の場面で登板する投手です。

登板試合数は50〜70試合にのぼり、シーズン全試合数の35〜50%に相当する試合に登板することになります。

なのでシーズン中は3連投、4連投というのも当たり前の世界になるので連投に耐えるタフさが重要になります。

現在は連投による酷使はできるだけしないようにする流れになってきてはいますが、やはり連投に耐えられる投手の方が重宝されやすいですね。

絶対的な決め球を持っていたり連投に耐えるタフさはクローザーにも必要な適性なので、クローザーとセットアッパーは配置転換が起こりやすいポジションです!

 

プロ野球のレジェンドセットアッパーたちを紹介!

ここからはプロ野球で活躍したセットアッパーを3人紹介していきます。

プロ野球ファンなら誰もがその名を知る選手ばかりです!

  • 宮西尚生 日本ハム
  • 山口鉄也 元巨人
  • 浅尾拓也 元中日

 

宮西尚生 日本ハム

  • 通算409ホールドポイントのプロ野球記録保持者
  • プロ野球最多タイ記録となる最優秀中継ぎ投手3度受賞
  • 14年連続50試合以上登板(歴代2位、1位は15年連続)

一人目は2021年現在、現役を続けている宮西投手です。

左のサイドスロー投手でストレートとスライダーが武器の変則ピッチャーです。(ストレートとスライダーの比率がほぼ1:1)

2球種しかありませんが、スライダーの球速や曲がり幅、変化方向を微調整して打者を抑えています。

派手さはりませんが今やプロ野球界を代表するセットアッパーになりました!

 

山口鉄也 元巨人

  • プロ野球最多タイ記録となる最優秀中継ぎ投手3度受賞
  • プロ野球記録となる9年連続60試合以上登板

次は元巨人のセットアッパー、山口鉄也投手です。

山口投手は育成ドラフト出身でありながら巨人のセットアッパーの座まで上り詰めました。

9年連続で60試合以上に登板した怪我とは無縁の鉄腕投手でしたね。(名前にも鉄が入ってるし)

最速153キロの直球と右打者内角に食い込むスライダーを武器に巨人の黄金期を支えました!

 

浅尾拓也 元中日

  • 2011年に中継ぎ投手として史上初のMVPを獲得

続いては元中日の浅尾投手、通称「浅尾きゅん」です。

最速157キロの直球、140キロの高速フォーク、100キロのパームを武器に中日のセットアッパーとして君臨しました。

2011年には中継ぎ投手として初のMVPに輝き、中日初のリーグ制覇に貢献しましたね。

甘いマスクで女性人気も非常に高く、アイドルのようでした!

 

まとめ:セットアッパーは先発や抑えと同じくらい重要なポジション!

本記事ではプロ野球のセットアッパーという役割について解説しました。

セットアッパーまとめ
  • セットアッパーとは僅差で勝っている、もしくは同点の時に7,8回を投げるリリーフ投手!
  • セットアッパーは勝利の方程式の一角を担う!
  • セットアッパーに必要な適性は決め球、コントロール、連投に耐えるタフさ!

投手という一つのポジションに先発やセットアッパー、クローザーなどさまざまな役割があるのは、野球というスポーツの奥深さを感じますね。

次回プロ野球の試合を観戦する時はぜひセットアッパーという投手の仕事にも注目してみてください。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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