「世界で最も高い位置からのバスケシュート」や「スケボーで世界最長の人間トンネルをくぐる犬」など分野を問わず興味をそそる偉業や驚きが認定される記録です。
今回はそんなギネス世界記録の中でも日本人野球選手や日本プロ野球チームが授与された記録を紹介していきます!
それでは最後まで読んでみてください。
目次
- ギネス世界記録に認定された選手・球団を紹介!
- 【王貞治】通算本塁打数最多記録
- 【伊藤智仁】五輪1大会の通算奪三振記録
- 【川相昌弘】通算犠打数の最多記録
- 【ヤクルトスワローズ】1イニング最多連続安打
- 【金本知憲】連続試合フルイニング出場
- 【田中将大】1レギュラーシーズン連続勝利記録・レギュラーシーズン連続勝利記録・連続勝利記録
- 【イチロー】プロ野球における通算最多安打
- 【三浦大輔】プロ野球投手による安打最多連続年数
- 【岩谷美里】三冠王を初めて獲得した女性プロ野球選手
- 【大谷翔平】クインタプル100・投手と指名打者で同時出場
- 【谷繁元信】プロ野球選手による本塁打最多連続シーズン数・捕手としてのプロ野球最多出場記録
- 【佐々木朗希・松川虎生】プロ野球における完全試合を達成したピッチャーとキャッチャーの最年少(合計年齢)・プロ野球におけるピッチャーの連続奪三振最多数
ギネス世界記録に認定された選手・球団を紹介!
【王貞治】通算本塁打数最多記録
通算868本塁打(1977年)
言わずと知れた一本足打法、王貞治の868本の本塁打最多記録です。
シーズン40発が13度、そのうち4度が50発越えの化け物記録ですね。
当時の世界記録はハンクアーロンの755本でしたが、その記録を100本以上上回りました。
【伊藤智仁】五輪1大会の通算奪三振記録
五輪1大会通算27奪三振(1992年)
当時三菱自動車京都に在籍していた伊藤がバルセロナ五輪で1大会通算27奪三振を奪って認定されたギネス世界記録です。
最速150キロを超えるストレートにキレのある高速スライダーで三振の山を築きました。
そして野球日本代表の銅メダル獲得に大きく貢献しました。
【川相昌弘】通算犠打数の最多記録
通算533犠打(2003年)
次は「バント職人」という異名を持つ川相昌弘が打ち立てた533犠打という世界記録です。
元々高校時代に4番を打っていた選手がプロに入ってからバントの世界記録をつくるなんて人生わからないものですね。
また最近の野球界のトレンドとしてバントは得点に結びつかないという風潮になっているのでしばらく犠打数世界記録が更新されることはなさそうですね。
【ヤクルトスワローズ】1イニング最多連続安打
11打数連続安打(2009年)
次はチームとして認定されたギネス世界記録です。
2009年6月14日ヤクルトが対オリックス戦の5回表に1イニング11打数連続安打(9打者連続安打→四球→2打者連続安打)を達成しました。
その後、6月29日にギネス記録に申請、7月13日にギネス記録に認定、7月15日の巨人との試合前に認定証贈呈式が行われています。
【金本知憲】連続試合フルイニング出場
1492試合連続フルイニング出場(2010年)
「アニキ」「鉄人」と呼ばれ広島・阪神で活躍した金本知憲です。
1492試合連続で試合開始から試合終了まで出続けた連続フルイニング出場記録です。
2位は739試合連続フルイニング(秋山翔吾)なのでほぼダブルスコアをつけていますね。
10年以上にわたって1イニングも休まずに出場し続け、今後もうこの記録を抜く選手は現れないんじゃないかと言われています。
【田中将大】1レギュラーシーズン連続勝利記録・レギュラーシーズン連続勝利記録・連続勝利記録
- 1シーズン24連勝(2013年)
- シーズン28連勝(2013年)
- 30連勝(ポストシーズンを含む)(2013年)
次は2013年に24勝0敗を達成し最多勝を獲得した「マー君」こと田中将大です。
1シーズン24連勝、前年からの28連勝、ポストシーズンを含めた30連勝の3件がギネス世界記録として認定されました。
2013年11月23日のファン感謝祭で認定証贈呈式にて表彰されています。
【イチロー】プロ野球における通算最多安打
日米通算4257安打(2016年)
2016年にイチローがピートローズの通算4256安打を抜いて日米通算最多安打を達成しギネス世界記録に認定されました。
元々この「日米通算」という記録の扱い方については世間で賛否両論が繰り広げられていました。
しかしこのギネス世界記録認定により「ピートローズはメジャー記録」「イチローは世界記録」ということで決着がつきそうですね。
【三浦大輔】プロ野球投手による安打最多連続年数
24年連続安打(2016年)
「ハマの番長」三浦大輔投手がバッターとして認定されたギネス世界記録です。
2年目の92年シーズンから24年連続でヒットを積み重ねてきました。
24年間投手として投げ続けてきたからこそ達成できた連続安打記録ですね。
【岩谷美里】三冠王を初めて獲得した女性プロ野球選手
「首位打者」「最多打点」「最多本塁打」の打撃三冠王(2017年)
女子プロ野球選手、岩谷美里のギネス世界記録です。
という方もいると思いますが、女子プロ野球は2010年に誕生して現在は4球団でリーグが運営されています。
岩谷は2017年シーズンに打率.441、38打点、5本塁打で女性プロ野球選手として世界で初めて三冠女王を獲得しました。
通算記録でも13本塁打、235打点でトップの成績を残している女子野球屈指のスラッガーです。
【大谷翔平】クインタプル100・投手と指名打者で同時出場
- 1シーズンで投手として100+イニングと100+奪三振を達成し、打者として100+打点、100+安打、100+得点を達成した初めてのMLB選手(2021年)
- MLBオールスター史上初めて投手と指名打者で先発出場(2021年)
大谷選手はみなさんご存知の通り、2021年にMLBで130回1/3、156奪三振、138安打、100打点、103得点の成績を残してクインタプル100を達成しました。
またオールスター戦では史上初の投手兼指名打者として試合に出場しており、ギネス世界記録に認定されています。
なお投手兼指名打者については翌年からレギュラーシーズンでも採用されています。詳しくは「【MLB】2022年の大谷ルールとは?」をどうぞ。
【谷繁元信】プロ野球選手による本塁打最多連続シーズン数・捕手としてのプロ野球最多出場記録
- 27シーズン連続本塁打(2022年)
- 捕手として通算2963試合に出場
谷繁選手はプロ1年目の1989年から2015年の引退年まで歴代最長の27シーズン連続で本塁打を放ちました。
27年間も一軍の試合に出続けるだけでも十分すごいことですよね。
ちなみに歴代2位は25年連続のリッキーヘンダーソン、野村克也、イチローの御三方です。
また捕手として世界のプロ野球最多の2963試合に出場し、単純計算でも20年以上140試合出場をしないと到達しないくらいすごい記録です。
【佐々木朗希・松川虎生】プロ野球における完全試合を達成したピッチャーとキャッチャーの最年少(合計年齢)・プロ野球におけるピッチャーの連続奪三振最多数
- 20歳5カ月の佐々木朗希投手と18歳5カ月の松川虎生捕手の合計年齢38歳330日(2022年4月10日)
- 13者連続奪三振(2022年4月10日)
2022年4月10日に佐々木投手が完全試合を達成しましたが、バッテリー合計年齢最年少として松川捕手とともにギネス世界記録に連名で認定されました。
またその試合で達成した13者連続奪三振も同時にギネス世界記録に認定されています。