【ブラウンシフト】内野5人シフトの意味とは?成功例と失敗例を紹介します

本記事では野球における守備戦術、内野5人シフトについて紹介します。

内野は通常4人ですが1人増やすことは一体どんな狙いがあるのでしょうか?

過去の内野5人シフトの成功例・失敗例の紹介とあわせて解説していきます。

✔︎本記事の内容

  • 内野5人シフトの意味とは?
  • 内野5人シフトを敷く状況と成功のための秘訣
  • 内野5人シフトを敷いた例を紹介(成功例・失敗例)

ぜひ最後までご覧ください。

内野5人シフトの意味とは?

内野5人シフトとはその名の通り、内野の人数を5人にして相手の失点を防ぐ戦術のことです。

特にランナーが三塁にいてなおかつ1失点も許されない状況で使用される奇策ですね。

普通、内野手は一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手の4人ですがそこに外野手が1人加わって内野を5人にします。

例えば下記のように左翼手を三遊間に置いたり、

中堅手を二遊間に配置したりします。

内野5人シフトを敷く状況

内野5人シフトを敷くのは

  • 試合の最終盤
  • 無死か一死でランナーが三塁にいる
  • 絶対に1点も取られたくない

という状況のとき限定です。

1点でも取られたらサヨナラ負けになったり逆転が不可能と考えたときに発動します。

外野フライでも点が取られてしまうので外野に飛ぶ打球は諦めて内野に飛んだゴロは確実に本塁でアウトにします。

大量失点のリスクは目をつぶり、あくまで得点を1点も与えない可能性を上げるギャンブル的な作戦です

内野5人シフト成功のために必要なこと

内野5人シフトを成功させる上で必要なことは次の点です。

  • 投手は低め中心の投球をする
  • できれば満塁策をとる
  • 外野手は前進守備をとる

それぞれ解説します。

投手は低め中心の投球をする

内野5人シフトの目的は内野ゴロで三塁ランナーを本塁で封殺することです。

外野は2人しかいないので平凡な外野フライでもヒットになってしまう可能性があります。

なので低めにボールを集めて内野ゴロを打たせる投球が必要になります。

できれば満塁策をとる

内野5人シフトは大概1点でも取られたら負けという場合に使用する戦術なので走者が何人いても一緒です。

満塁にして塁を埋めれば本塁がフォースプレーになるのでできれば満塁策をとります。

また満塁なら捕ったポジションから近いベースでダブルプレーを狙うことも可能です。

外野手は前進守備をとる

外野手はポテンヒット防止のため前進守備を敷きます。

犠牲フライに十分な距離の大飛球や長打コースのヒットははなから相手にせず本塁封殺を狙える前めの打球だけに注意します。

内野5人シフトを敷いた例を紹介

ここからは内野5人シフトを敷いた実例について紹介していきます。

  • ブラウン監督【広島・楽天】
  • 原辰徳監督【巨人】
  • マッティングリー監督【ドジャース】
  • ソーシア監督【アメリカ代表】

それぞれについてお話ししていきます。

ブラウン監督【広島・楽天】-成功4回失敗3回

ブラウン監督は日本プロ野球に内野5人シフトという言葉を普及させた張本人の監督です。

なので通称、ブラウンシフトとも呼ばれています。

ブラウン監督はオープン戦や交流戦を含めて全7回の内野5人シフトを敢行しています。

✔︎ブラウン監督の内野5人シフト実行一覧

年月日 カード 状況 結果
2006/04/22 ●広島vs中日○ 12回表一死満塁 成功(三塁ゴロで本塁封殺)
2006/07/14 ●広島vs横浜○ 10回裏一死満塁 失敗(投手の暴投によりサヨナラ負け)
2009/03/29 広島vsSB(引分) 9回裏無死三塁 成功(二塁ゴロと左翼ゴロ)
2009/05/06 ●広島vs中日○ 8回裏一死一、三塁 成功(三振)
2009/06/14 広島vs西武(引分) 12回裏無死満塁 成功(7-2-3ホームゲッツー)
2010/03/10 ○楽天vs広島● 9回表無死満塁 失敗(タイムリー三塁打)
2010/06/07 ●楽天vs巨人○ 10回裏一死満塁 失敗(サヨナラ犠牲フライ)

試合結果はさておいてシフト自体は全7回中4回成功しています。

2010年楽天監督時代に敷いた内野5人シフトは10回裏一死満塁で小笠原を迎えたタイミングで実行されました。

結果はサヨナラ犠牲フライとなってしまいましたが仮に正規のシフトだったとしても結果は変わらなかった打球ですね。

原辰徳監督【巨人】-失敗

原監督は2014年7月11日巨人対阪神戦の6回表一死二、三塁で内野5人シフトを実行しています。

結果は消えたセンターに打球が飛び、ただのセンターフライが二塁打になってしまってランナーが二人とも生還してしまいました。

内野5人シフトのギャンブル性がわかった試合でしたね

マッティングリー監督【ドジャース】-成功

ドジャースのマッティングリー監督は一、二塁間のライン上に4人の選手を並べる変則的な内野5人シフトを敢行しました。

結果はセカンド前にゴロが飛び本塁で封殺したので成功という形になりました。

シフトを敷かなくても防げた打球ではありますが打者の心理状態に影響を与えたのかもしれません。

ソーシア監督【アメリカ代表】-失敗

東京五輪の準々決勝日本対アメリカ、延長10回一死二、三塁でアメリカが内野5人シフトを敷きました。

結果は甲斐選手のサヨナラライトオーバーで日本が勝利しています。

内野5人シフトまとめ

内野5人シフトは試合展開とランナーの状況をもとに敷くシフトのことですが、走者なしの場面でも引っ張り傾向の強打者に対して極端なシフトを敷くことがあります。

ですが2023年シーズンからは内野の極端な守備シフトを禁止する流れがあり内野5人シフトにも少なからず影響がありそうですね。

シフト禁止の動きについて詳しくは「【野球】メジャーリーグのシフト禁止とは?【極端な守備シフトをなくす動き】」をどうぞ。

以上です。

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