【プロ野球】規定投球回の計算方法を解説【達成者は減少傾向】

こんにちは。

本記事では野球における「規定投球回」について解説していきます。

✔︎本記事の内容

  • 規定投球回とは何か
  • 規定投球回達成者は減少傾向にある【理由は?】
  • 「規定投球回以上ゼロ」でリーグ優勝したチームが誕生

2分くらいで読める記事なので規定投球回についてサクッと覚えていきましょう。

規定投球回とは何か

まずは用語の意味を確認しましょう。

規定投球回とは投手が防御率ランキングの対象になるために必要な投球回数のことです。

日本プロ野球の場合

日本プロ野球の一・二軍の規定投球回は次のように定められています。

✔︎規定投球回の計算方法

一軍:チーム試合数×1.0

二軍:チーム試合数×0.8

一軍の場合はチーム試合数=規定投球回ということになります。

例えば2022年の試合数は143試合なので規定投球回も143です。

補足

投手は規定投球回ですが、野手は規定打席が定められています

【レギュラーの証】規定打席の計算方法や意外な記録について徹底解説!【プロ野球】

メジャーリーグ(MLB)の場合

ちなみに海の向こう、メジャーリーグの規定投球回も日本と同じくチーム試合数×1.0です。

例えば2022年のMLBの試合数は162試合なので規定投球回も162になります。

規定投球回の存在意義

規定投球回がなぜ定められているかというと最優秀防御率のタイトル獲得者を決めるためだからです。

防御「率」のタイトルなので母数(投球回)のルールを定めないと投球回が少ない選手が有利になってしまいます。

たとえ1/3イニングでも規定投球回に達していないと最優秀防御率を獲得することはできません。

規定投球回達成者は減少傾向にある

ここ10数年で規定投球回に到達する投手の人数は減少傾向にあります。

これはプロ野球のレベルが低下したのが理由ではなく、

  • 投手の分業制が進んだ
  • 先発完投型の優秀な投手がメジャーに移籍する

ということが要因となっています。

近年の規定投球回達成者数は以下のようになっています。

✔︎規定投球回達成者数

年度 セリーグ パリーグ
2010 12人 16人
2011 16人 17人
2012 20人 13人
2013 17人 12人
2014 15人 13人
2015 14人 12人
2016 12人 14人
2017 12人 13人
2018 8人 9人
2019 9人 6人
2020 6人 8人
2021 9人 14人

2021年度は東京五輪期間中に1か月間のシーズン中断がありました。

その影響で各チームの先発投手陣の休養が十分に取れ、規定投球回到達者数の増加につながりました。

【異常事態】「規定投球回以上ゼロ」でリーグ優勝したチーム

規定投球回に到達する投手はそのチームの主力投手なので、規定投球回に到達する投手は多いに越したことはありません。

しかし規定投球回に到達した投手が0人でありながらリーグ優勝したチームがここ最近で立て続けに2つも誕生しました。

  • 2019年の埼玉西武ライオンズ
  • 2021年の東京ヤクルトスワローズ

2チームともチーム防御率はよくありませんでしたがリーグ1位の得点力を有する打撃力を武器に優勝まで駆け上がりました。

2019年西武 2021年ヤクルト
順位 リーグ優勝 リーグ優勝
規定投球回以上 0人 0人
100イニング以上 4人 3人
チーム防御率 4.35(6位) 3.48(4位)
チーム得点数 756(1位) 625(1位)
チーム得失点差 61(1位) 94(1位)

投手分業制で勝つという野球が規定投球回の面から見ても浸透しつつあります

まとめ

規定投球回まとめ
  • 規定投球回とは投手が防御率ランキングの対象になるために必要な投球回数
  • プロ野球一軍の規定投球回は「チーム試合数×1.0」
  • 規定投球回達成者は「投手の分業制」「先発完投型投手のメジャー流出」によって減少傾向にある
  • 「規定投球回以上ゼロ」でリーグ優勝するチームが誕生している

以上です。

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