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コールド負けの意味や条件となる点差について徹底解説!【プロ野球/高校野球/メジャー】

コールドゲームの条件について徹底解説!【プロ野球/高校野球/メジャー】

※本ページにはプロモーションが含まれます。

野球のコールド負けって何?

コールドゲームには何個か種類があるの?

プロ野球・高校野球・メジャーではコールドのルールは違うの?

本記事では以上のような疑問を解決していきます。

ぜひ最後まで読んでみてください。

コールドゲームとは?

野球におけるコールドゲームとは、何かしらの理由によって審判が途中で打ち切りにした試合のことです。

審判が試合の打ち切りを宣告(Call)するので、英訳すると「Called game」と言います。

Cold gameではないので注意しましょう!

野球ファンの間ではコールドゲームを略してコールドと呼ぶのが一般的ですね。

使う時はコールド勝ち・コールド負けという呼び方をしましょう。

コールドゲームの条件は点差と天候の2つ!

コールドゲームの条件は主に次の2つがあります。

  • 点差によるコールドゲーム
  • 天災・日没によるコールドゲーム

以上についてひとつずつ解説します。

点差によるコールドゲーム

各連盟で点差によるコールドゲームが設定されている場合は、イニング終了時に規定の点差以上になっていたらコールドゲームが命じられ試合が終了します。

早いイニングで大きな点差になってしまっていたら逆転は非常に難しいですからね。

例えば地方大会の高校野球では次のようにコールドゲームが設定されています。

  • 5回終了時点で10点差以上
  • 6回終了時点で10点差以上
  • 7回終了時点で7点差以上
  • 8回終了時点で7点差以上

特に高校野球の1回戦や2回戦では強豪校と弱小校の実力差がはっきりしているので点差によるコールドゲームが成立しやすいです。

天災・日没によるコールドゲーム

天候の悪化や日没によってこれ以上試合を続けられないと審判が判断した場合、試合が規定のイニングまで終了している場合はコールドゲームが成立します。

日本では公認野球規則に則って規定のイニングは5イニングとしている連盟が一般的です。

↑公認野球規則は一般向けに販売されています

プロ野球でも5イニングを試合成立の条件にしています。

審判の宣告内容

  • ゲーム:規定のイニングを終了していて片方がリードしている場合
  • タイゲーム:規定のイニングを終了していて同点の場合
  • ノーゲーム:規定のイニングを終了していない場合

なおコールドゲームが成立した場合でもピッチャーの投球成績や打者の打撃成績はそのままシーズン記録として反映されます。

ただし完全試合とノーヒットノーランについては公式記録とはならず参考記録として扱われてしまいます

プロ野球・高校野球・メジャーリーグのコールドゲーム適用の違い

野球は各開催連盟によってコールドゲームの適用内容が違ってきます。

本項ではプロ野球・高校野球・メジャーリーグのコールドゲーム運用内容の違いについてお話ししていきます。

点差コールド 天候コールド
プロ野球 適用なし 適用あり
高校野球(地方大会準決勝まで) 適用あり 適用あり
高校野球(地方大会決勝・甲子園) 適用なし 適用あり
メジャーリーグ 適用なし 適用あり

上の表のようにどの連盟でも天候によるコールドは適用されています。

ただし雨量何mm以上というような具体的な数値基準は存在せず、審判が試合続行が不可能と判断した時点で試合が打ち切りになります。

一方、点差によるコールドゲームは高校野球の地方大会の準決勝までで適用されます。

高校野球の地方大会(準決勝まで)で点差によるコールドがある理由

高校野球地方大会の準決勝までで点差によるコールドがある理由は以下の通りですね。

  • 高校同士の実力差がはっきりしていることが多いから
  • スケジュールが過密なので試合の大勢が決まったら早く打ち切りたいから

全員野球推薦の強豪校とそれほど野球に力を入れていない弱小校では試合の結果はほとんどわかりきっていますよね。

試合序盤に大量点差がついたらそこから逆転することはなかなか難しいでしょう。

また高校野球では多い時で同じ球場で1日あたり4試合前後行われます。

試合時間のケツが決まっているので大量点差がついた試合をダラダラとやる時間もないんですね。

高校野球(地方大会決勝・甲子園)で点差によるコールドがない理由

一方、地方大会決勝と甲子園では点差によるコールドはありません。

その理由は以下の通りですね。

  • 甲子園出場が決まる一戦だから(地方大会決勝)
  • 各度道府県を勝ち上がってきた高校同士なので実力差はほとんどなく逆転の可能性があるから(甲子園)

地方大会の決勝戦はその試合で甲子園に出れるかどうかが決まるので点差のコールドは適用せずにちゃんと9回まで試合をして甲子園出場校を決定します。

また甲子園でも点差のコールドが適用されていません。

各都道府県を代表している高校同士なので実力差がそんなにないこと、甲子園は高校球児の晴れ舞台なので9回まで戦い抜いて欲しいということで点差のコールドは適用されていないんですね。

プロ野球・メジャーで点差によるコールドがない理由

プロ野球とメジャーリーグでは点差によるコールドが認められていません。

プロ野球やメジャーはトーナメントではなく総当たりのリーグ戦によって順位が決まります。

そしてピッチャーやバッターの成績はシーズン記録となるのでできるだけ各チームの総イニング数が同じになるようにしたいんですね。(天候によるコールドは例外ですが)

例えばホームラン王争いをしているのに片方の選手がコールドによって打席数が極端に少なくなってしまったら不公平ですからね

まとめ

コールドゲームまとめ

  • コールドゲームとは何かしらの理由によって審判が途中で打ち切りにした試合のこと
  • コールドゲームは「点差によるコールド」と「天災・日没によるコールド」の2つがある
  • 天災・日没によるコールドはプロ野球・高校野球・メジャーで適用されている
  • 点差によるコールドは高校野球の地方大会(準決勝まで)で適用されている

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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