【2022年】プロ野球の歴代新人王受賞者を3つの視点で比較してみた

  • プロ野球では毎年新人王が選出されているけどどの球団が一番新人王を輩出しているんだろう?
  • 新人王は投手が獲得しやすそうだけど実際どれくらいの割合なんだろう?

本記事では上記のような疑問を解消していきます。

新人王はその年に最も活躍した新人選手が受賞できる賞です。

この記事ではただ歴代新人王を並べるのではなく、ポジション別・球団別・ドラフト順位別の3つの切り口で受賞人数を比較していきます。

✔︎本記事の内容

  • プロ野球の新人王とは?(選出方法と資格条件)
  • 歴代新人王受賞者一覧
  • 3つの視点で新人王受賞者を比較してみた(ポジション別・球団別・ドラフト順位別)

ぜひ最後までご覧ください。

プロ野球の新人王について

最優秀新人賞(通称、新人王)はその年に最も活躍した新人選手に贈られる賞です。

セパ両リーグから1名ずつ、合計2名が毎年選出されます。

選出方法
  • 投票する記者は全国の新聞、通信、放送各社に所属しており5年以上プロ野球を担当している者
  • 選考資格のある選手のうち1名の名前を記入して投票する(「該当者なし」として投票することも可能)
  • セ・パ各リーグで最も票を集めた選手が選出される

✔︎選考資格

  • 海外のプロ野球リーグに参加した経験がない
  • 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
  • 投手として前年までの一軍での登板イニング数が30イニング以内
  • 打者として前年までの一軍での打席数が60打席以内

毎年11月に行われるNPB AWARDSという年間表彰式にて新人王表彰者が発表されます。

歴代新人王受賞者

ここで1950年以降の歴代新人王獲得者を紹介します。

セリーグ歴代新人王受賞者一覧

選手名 チーム名 位置 ドラフト
1950 大島信雄 松竹 投手
1951 松田清 巨人 投手
1952 佐藤孝夫 国鉄 内野手
1953 権藤正利 洋松 投手
1954 広岡達朗 巨人 内野手
1955 西村一孔 阪神 投手
1956 秋山登 大洋 投手
1957 藤田元司 巨人 投手
1958 長嶋茂雄 巨人 内野手
1959 桑田武 大洋 内野手
1960 堀本律雄 巨人 投手
1961 権藤博 中日 投手
1962 城之内邦雄 巨人 投手
1963 該当者なし
1964 高橋重行 大洋 投手
1965 該当者なし
1966 堀内恒夫 巨人 投手 1
1967 武上四郎 産経 内野手 8
1968 高田繁 巨人 外野手 1
1969 田渕幸一 阪神 捕手 1
1970 谷沢健一 中日 外野手 1
1971 関本四十四 巨人 投手 10
1972 安田猛 ヤクルト 投手 6
1973 該当者なし
1974 藤波行雄 中日 外野手 1
1975 該当者なし
1976 田尾安志 中日 外野手 1
1977 斎藤明夫 大洋 投手 1
1978 角三男 巨人 投手 3
1979 藤沢公也 中日 投手 1
1980 岡田彰布 阪神 内野手 1
1981 原辰徳 巨人 内野手 1
1982 津田恒美 広島 投手 1
1983 槇原寛己 巨人 投手 1
1984 小早川毅彦 広島 内野手 2
1985 川端順 広島 投手 1
1986 長冨浩志 広島 投手 1
1987 荒井幸雄 ヤクルト 外野手 2
1988 立浪和義 中日 内野手 1
1989 苫篠賢治 ヤクルト 内野手 3
1990 与田剛 中日 投手 1
1991 森田幸一 中日 投手 5
1992 久慈照嘉 阪神 内野手 2
1993 伊藤智仁 ヤクルト 投手 1
1994 藪恵市 阪神 投手 1
1995 山内泰幸 広島 投手 1
1996 仁志敏久 巨人 内野手 2
1997 沢崎俊和 広島 投手 1
1998 川上憲伸 中日 投手 1
1999 上原浩治 巨人 投手 1
2000 金城龍彦 横浜 内野手 5
2001 赤星憲広 阪神 外野手 4
2002 石川雅規 ヤクルト 投手 1
2003 木佐貫洋 巨人 投手 1
2004 川島亮 ヤクルト 投手 1
2005 青木宣親 ヤクルト 外野手 4
2006 梵英心 広島 内野手 3
2007 上園啓史 阪神 投手 3
2008 山口鉄也 巨人 投手 育成
2009 松本哲也 巨人 外野手 育成
2010 長野久義 巨人 外野手 1
2011 沢村拓一 巨人 投手 1
2012 野村祐輔 広島 投手 1
2013 小川泰弘 ヤクルト 投手 2
2014 大瀬良大地 広島 投手 1
2015 山崎康晃 横浜 投手 1
2016 髙山俊 阪神 外野手 1
2017 京田陽太 中日 内野手 2
2018 東克樹 横浜 投手 1
2019 村上宗隆 ヤクルト 内野手 1
2020 森下暢仁 広島 投手 1
2021 栗林良吏 広島 投手 1

パリーグ歴代新人王受賞者一覧

選手名 チーム 位置 ドラフト
1950 荒巻淳 毎日 投手
1951 蔭山和夫 南海 内野手
1952 中西太 西鉄 内野手
1953 豊田泰光 西鉄 内野手
1954 宅和本司 南海 投手
1955 榎本喜八 毎日 内野手
1956 稲尾和久 西鉄 投手
1957 木村保 南海 投手
1958 杉浦忠 南海 投手
1959 張本勲 東映 外野手
1960 該当者なし
1961 徳久利明 近鉄 投手
1962 尾崎行雄 東映 投手
1963 該当者なし
1964 該当者なし
1965 池永正明 西鉄 投手
1966 該当者なし
1967 高橋善正 東映 投手 1
1968 該当者なし
1969 有藤通世 ロッテ 内野手 1
1970 佐藤道郎 南海 投手 1
1971 皆川康夫 東映 投手 5
1972 加藤初 西鉄 投手
1973 新美敏 日拓 投手 1
1974 三井雅晴 ロッテ 投手 2
1975 山口高志 阪急 投手 1
1976 藤田学 南海 投手 1
1977 佐藤義則 阪急 投手 1
1978 村上之宏 南海 投手 4
1979 松沼博久 西武 投手
1980 木田勇 日本ハム 投手 1
1981 石毛宏典 西武 内野手 1
1982 大石大二郎 近鉄 内野手 2
1983 二村忠美 日本ハム 外野手 3
1984 藤田浩雅 阪急 捕手 3
1985 熊野輝光 阪急 外野手 3
1986 清原和博 西武 内野手 1
1987 阿波野秀幸 近鉄 投手 1
1988 森山良二 西武 投手 1
1989 酒井勉 オリックス 投手 1
1990 野茂英雄 近鉄 投手 1
1991 長谷川滋利 オリックス 投手 1
1992 高村祐 近鉄 投手 1
1993 杉山賢人 西武 投手 1
1994 渡辺秀一 ダイエー 投手 1
1995 平井正史 オリックス 投手 1
1996 金子誠 日本ハム 内野手 3
1997 小坂誠 ロッテ 内野手 5
1998 小関竜也 西武 内野手 2
1999 松坂大輔 西武 投手 1
2000 該当者なし
2001 大久保勝信 オリックス 投手 2
2002 正田樹 日本ハム 投手 1
2003 和田毅 ダイエー 投手 1
2004 三瀬幸司 ダイエー 投手 7
2005 久保康友 ロッテ 投手 1
2006 八木智哉 日本ハム 投手 1
2007 田中将大 楽天 投手 1
2008 小松聖 オリックス 投手 1
2009 摂津正 ソフトバンク 投手 5
2010 榊原諒 日本ハム 投手 2
2011 牧田和久 西武 投手 2
2012 益田直也 ロッテ 投手 4
2013 則本昂大 楽天 投手 2
2014 石川歩 ロッテ 投手 1
2015 有原航平 日本ハム 投手 1
2016 高梨裕稔 日本ハム 投手 4
2017 源田壮亮 西武 内野手 3
2018 田中和基 楽天 外野手 3
2019 高橋礼 ソフトバンク 投手 2
2020 平良海馬 西武 投手 4
2021 宮城大弥 オリックス 投手 1

3つの視点で新人王人数を数えてみた

ここからは歴代新人王について3つの視点で人数を数えてみた結果を紹介します。

  • ポジション別人数
  • 球団別人数
  • ドラフト順位別人数

プロ野球を見ていて「新人王は投手が多そうだな」「ドラフト1位が新人王を取りやすそう」と感じますが、実態としてどんな感じになっているのか比較していきます。

ポジション別人数

まずは守備位置別で新人王受賞者人数を比較していきます。

肌感覚ではピッチャーの人数が多そうですが実際はどうでしょうか?

✔︎ポジション別新人王人数(1950-2021)

位置 割合
投手 41 49 90 67.2%
捕手 1 1 2 1.5%
内野手 16 12 28 20.9%
外野手 10 4 14 10.4%
総計 68 66 134 100.0%

新人王獲得者全体のおよそ7割弱は投手による受賞でした。

だいたい投手:内野手:外野手:捕手=70:20:10:(極小)という割合ですね。

投手は野手と違って先発、中継ぎ、抑えと役割がたくさんあるので野手よりも受賞のチャンスが多いから受賞しやすいのかもしれません。

また打者はプロのピッチャーのボールに順応するのに時間がかかるため、投手の方が若いうちから活躍する傾向にあります。

球団別人数

次に球団別の新人王受賞者人数です。

現在の12球団に近鉄を合わせた13球団の人数を比較していきます。

✔︎チーム別新人王人数(1950-2021)

チーム名 人数
巨人 19
西武 15
日本ハム 13
ソフトバンク 12
広島 11
ヤクルト 11
中日 10
オリックス 10
横浜 9
阪神 8
ロッテ 8
近鉄 5
楽天 3
総計 134

各球団の前身チーム(南海、ダイエー、松竹、大洋、東映など)の人数も含めた数字を載せています。

新人王を最も輩出している球団は読売ジャイアンツの19人でした。

長嶋茂雄、原辰徳、上原浩治、山口鉄也ら多くの名選手が新人王を受賞しています。

一方パリーグは西武ライオンズの新人王受賞者が最も多かったです。

稲尾和久、清原和博、松坂大輔などこちらもレジェンド級の選手が多数受賞していますね。

ドラフト順位別人数

ドラフト順位別でも新人王獲得者人数をカウントしてみました。

ドラフト制度は1965年11月から導入されたのでドラフトによって入団した選手が新人王に選ばれたのは1966年以降です

1966年以降に新人王を獲得した選手を対象に比較していきます。

✔︎ドラフト順位別新人王人数(1966-2021)

ドラフト順位 割合
1 35 29 64 59.8%
2 6 8 14 13.1%
3 4 6 10 9.3%
4 2 4 6 5.6%
5 2 3 5 4.7%
6 1 0 1 0.9%
7 0 1 1 0.9%
8 1 0 1 0.9%
9 0 0 0 0.0%
10 1 0 1 0.9%
育成 2 0 2 1.9%
0 2 2 1.9%
総計 54 53 107 100.0%

※外=ドラフト外
※希望入団枠、自由獲得枠はドラフト1位として扱う

やはりドラフト1位の新人王の割合が最も多く、全体の約6割を占めていました。

ドラフト上位選手は即戦力として入団する選手が大半なので若いうちから結果を残しやすいですね。

一方ドラフト下位選手は将来的な成長を見込んで獲得するするので二軍暮らしをしているうちに新人王資格を失ったりあるいはそのまま引退する選手が多いです。

歴代新人王受賞者まとめ

本記事では歴代新人王受賞者について守備位置別、球団別、ドラフト順位別の3つの切り口で人数を比較してみました。

  • 歴代新人王はだいたい投手70%、内野手20%、外野手10%
  • 最も多くの新人王を輩出している球団は巨人
  • 新人王獲得者のおよそ6割はドラフト1位

以上です。

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