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【MLB】ナショナルリーグとアメリカンリーグの違いを解説!(開始年・チーム数推移・カナダ球団)

※本ページにはプロモーションが含まれます。

アメリカのメジャーリーグはナショナルリーグ(ナ・リーグ)とアメリカンリーグ(ア・リーグ)の2つのリーグに分かれてシーズンを戦います。

基本的にナショナルリーグとアメリカンリーグの間で野球ルール上決定的な違いはありませんが、細かい差があるので紹介していきます。

✔︎本記事の内容

  • ナショナルリーグとアメリカンリーグの違い
  • 2022年に両リーグの決定的な違いがなくなる

ナ・リーグとア・リーグの違い

ナショナルリーグ(ナ・リーグ)とアメリカンリーグ(ア・リーグ)の違いを表形式でまとめました。

ナ・リーグ ア・リーグ
開始年 1876年 1901年
チーム数 15球団 15球団
アメリカ外の球団 なし あり
指名打者制 あり あり

それぞれの項目について解説していきます。

違い❶両リーグの開始年

ナ・リーグ ア・リーグ
開始年 1876年 1901年
前身 ナショナルアソシエーション ナショナルリーグ傘下のマイナーリーグであるウェスタンリーグ
経緯 前身の問題解消、統制の強化などを目的として設立 1900年にアメリカンリーグに名称変更後、1年間のマイナーリーグ運営を経て翌年メジャーリーグとなる

メジャーリーグはそれぞれ別々のリーグだったアメリカンリーグとナショナルリーグがメジャーリーグに加盟することで2リーグ制の運営が開始しました。

1903年からは両リーグの優勝チームが対戦するワールドシリーズが開始され、現在でも国の一大イベントとして知られています。

ちなみに日本プロ野球のセ・リーグとパ・リーグは1つのリーグが2つに分裂したので、メジャーリーグが2リーグ制になった経緯とは異なっています。

詳しくは「【プロ野球】セリーグとパリーグの違いを簡単に解説!【別れた理由・リーグ名の由来・強さ】」をご覧ください。

違い❷両リーグのチーム数の推移

ナ・リーグ ア・リーグ 合計 備考
1876-1900 8 8
1901-1960 8 8 16
1961 8 10 18
1962-1968 10 10 20
1969-1976 12 12 24 東・西の2地区制に
1977-1992 12 14 26
1993 14 14 28
1994-1997 14 14 28 東・中・西の3地区制に
1998-2012 16 14 30
2013- 15 15 30

ア・リーグとナ・リーグは両リーグとも15球団で運営されているので、現在チーム数の違いはありません。

チーム数の変遷を解説すると、メジャーリーグ発足当時は両リーグともチーム数が8でした。

しかしそこから1961年以降に徐々にチーム数を増やしていき現在の15チーム×2リーグという形になりました。

特に2012年まではナ・リーグ16球団、ア・リーグ14球団といういびつな形式でしたが、ヒューストン・アストロズがナ・リーグからア・リーグに編入したことで両リーグとも同数の15球団の運営が実現しました。

違い❸アメリカ外に本拠地を構える球団の有無

アメリカンリーグにはアメリカ合衆国外であるカナダに本拠地を構えるトロント・ブルージェイズが加盟しています。

MLBの公式戦では通常、試合前にアメリカ国歌「星条旗」が演奏されますが、ブルージェイズの試合ではカナダ国歌「オー・カナダ」も演奏されます。

また毎年7月1日のカナダ・デーでは原則ブルージェイズの本拠地で試合が実施されます。

一方、ナ・リーグは全15球団がアメリカに本拠地を構えています。

2022年に両リーグの決定的な違いがなくなる

アメリカンリーグとナショナルリーグは実は2021年までは野球ルール上、決定的な違いとして指名打者制(DH制)の有無に差がありました。

指名打者制とは投手の代わりに打撃専門の打者が打席に立つ制度のことですね。

✔︎指名打者制導入の変遷

指名打者制 ナ・リーグ ア・リーグ
~1972年 なし なし
1973年~2019年 なし あり(新規導入)
2020年 あり(感染症対策のため) あり
2021年 なし(再びなしに戻る) あり
2022年~ あり(正式導入決定) あり

2021年まではア・リーグ本拠地の試合では指名打者制あり、ナ・リーグ本拠地の試合では指名打者制なしのルールで試合が行われました。

しかし2022年以降は両リーグとも指名打者制が導入されたため、全試合で指名打者制が適用されています。

以上、メジャーリーグのナショナルリーグとアメリカンリーグの違いについての解説でした。

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