本記事では二刀流・大谷翔平選手が投げる球種一覧を紹介します。
大谷翔平の球種一覧
MLB公式サイトはスタットキャスト(データ解析ツール)による各選手の分析結果を公開しています。
その公式データによると大谷選手の球種は次のとおりです。
✔︎2023年大谷翔平の球種別投球スタッツ
球種 | 投球比率 | 投球数 | 平均球速 |
---|---|---|---|
スイーパー | 35.2% | 737 | 134.5km/h |
ストレート | 32.8% | 686 | 155.8km/h |
カットボール | 15.7% | 329 | 142.6km/h |
スプリット | 6.5% | 136 | 142.6km/h |
シンカー | 6.0% | 125 | 152.2km/h |
カーブ | 3.6% | 76 | 121.5km/h |
スライダー | 0.2% | 5 | 137.6km/h |
100% | 2094 |
大谷選手が投げる球種は投球比率が多い順にスイーパー、ストレート、カットボール、スプリット、シンカー、カーブ、スライダーの7球種です。
投球の中心はスイーパーとストレート
大谷選手の投球の軸はスイーパーとストレートの2球種です。
スイーパーの投球比率が35.2%、ストレートの投球比率が32.8%なので3球に2球はスイーパーとストレートが投じられることになりますね。
スイーパーは水平方向に大きく滑るように曲がる変化球であり、ストライクからボールになる軌道で多くの空振りを奪っています。
またスイーパー(平均134.5km/h)とストレート(平均155.8km/h)には約20km/hの球速差があり、その緩急によっても打者を翻弄しています。
スイーパーとスライダーの違い
スイーパーはMLB公式サイトが2023年から新しく追加した変化球です。
スイーパーはスライダーと似た軌道をする変化球ですが、スライダーよりももっと横に大きく曲がる変化をします。
2022年までは横変化の大小でスライダーを分類していませんでしたが、大谷選手が従来のスライダーと異なる軌道の球を投げ始めたとして、新球種の登録に至りました。