こんにちは。
今回は
という方のために
日本シリーズは何試合目が優勝決定試合になりやすいか?
という内容でお話ししていきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
- 日本シリーズのルールをおさらい
- 【計算値】優勝するのは何試合目が多い?
- 【実績値】優勝するのは何試合目が多い?
日本シリーズのルールをおさらい
日本シリーズとはセリーグとパリーグの優勝チーム同士によって行われる日本一決定シリーズです。
2007年からはクライマックスシリーズ(CS)が導入されたのでCSを勝ち上がった2チーム同士の対決になります。
ルールは全7試合で先に4勝したチームが日本一となります。
4勝した時点でその後の試合は行われないので、その分のチケットは払い戻しになります。
第7戦までもつれ込むこともあれば4試合であっさり終わってしまう可能性もあります。
【計算値】優勝するのは何試合目が多い?
それでは日本シリーズは一体何試合目に勝負が決まってしまうのでしょうか?
まずは計算値で答えを導き出したいと思います。
計算するために以下を前提条件とします。
- 両チームの勝率は.500同士とする(力の差は五分五分)
- 引き分けは考慮しない
セ・パのトップチーム同士の対決なので互角の対決(お互いの勝率が2分の1)とします。
また計算の簡略化のため引き分けは考慮しません。
この条件で計算すると何試合目に優勝が決定するかの確率は以下の数値になります。
試合数 | 確率 |
---|---|
4 | 0.125 |
5 | 0.25 |
6 | 0.3125 |
7 | 0.3125 |
n試合目に勝負が決まる確率の計算式
上記の確率を導き出す計算式を一般化すると以下の数式になります。
n試合目に勝負が決する確率です。
この計算のポイントは「n-1試合までにに3勝するパターンを計算した後に4勝目の確率を加えること」です。
例えば5試合で勝負が決まる確率を考える際は、4戦目までにどちらかが3勝してなおかつ5戦目に4勝目をあげる必要があります。
5戦中4勝という計算だと、4連勝した後に1敗するという本来ないはずのケースも含んでしまいますからね。
例:6試合目に勝負が決まる確率の計算式
上記の一般化した計算式を用いて、6戦目に勝負が決まる確率を計算すると「0.3125」になりますね。
【実績値】優勝するのは何試合目が多い?
前項では計算によって日本シリーズが何試合目に終了するかを計算しました。
それでは次に日本シリーズが何試合で終了したかの実績値を求めます。
1950年から2020年までの71回分の結果を集計しました。
試合数 | 回数 | 確率(実績値) | 確率(計算値) |
---|---|---|---|
4試合 | 7 | 0.099 | 0.125 |
5試合 | 18 | 0.254 | 0.25 |
6試合 | 22 | 0.310 | 0.3125 |
7試合 | 23 | 0.324 | 0.3125 |
8試合 | 1 | 0.014 | 0.000 |
ほぼ実績値が計算値に則していることがわかりますね。
ただ、注意してほしい点は実績値は引き分けを含めているのに対して、計算値は引き分けを考慮していません。
実績値は引き分けを含んでいるので4戦4連勝の確率が若干計算値よりも低いですね。
まとめ
今回は以下に関してお話ししました。
- 【計算】日本シリーズは何試合目に勝負が決まることが多い?
→6試合目か7試合目 - 【実績】日本シリーズは何試合目に勝負が決まることが多い?
→7試合目
という方はぜひ6戦目か7戦目の試合チケットを購入してください。
優勝試合を生で見てその場の選手と感動を共有できるのはいい思い出になると思います。