2025年のMLB東京シリーズが「Guggenheim(グッゲンハイム)」主催で行われ、多くの野球ファンが「Guggenheimとは何か?」と疑問に思ったことでしょう。金融業界では有名な名前ですが、MLBとの関係はあまり知られていません。この記事では、GuggenheimがなぜMLBの試合を主催できるのか、そしてMLBとのつながりについて詳しく解説します。
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目次
1. Guggenheimとは?MLBとの関係
Guggenheim(正式には「Guggenheim Partners LLC」)は、アメリカの大手投資会社で、資産運用、投資銀行業務、保険事業などを手掛ける企業です。もともとは金融業界の企業ですが、MLBの世界とも深い関わりがあります。
その理由は、GuggenheimがMLBの名門球団 ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers) のオーナーグループの中心だからです。2012年、Guggenheim Baseball Management(GBM)という投資グループがドジャースを買収し、現在に至るまで運営しています。
Guggenheim Baseball Managementとは?
GBMはGuggenheim Partnersが中心となって設立された投資グループで、主に以下のような著名な投資家や実業家が参加しています。
- マーク・ウォルター(Mark Walter) – Guggenheim PartnersのCEOであり、ドジャースの筆頭オーナー
- マジック・ジョンソン(Magic Johnson) – 元NBAのスーパースターであり、共同オーナー
- トッド・ベーリー(Todd Boehly) – チェルシーFC(プレミアリーグ)の共同オーナーも務める実業家
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このように、Guggenheimは単なる金融企業ではなく、スポーツビジネスにも積極的に関わる企業なのです。
2. MLB東京シリーズとGuggenheimの関係
MLBの海外戦略の一環として、日本、韓国、メキシコ、ロンドンなどで国際試合が開催されています。特に、日本でのMLB開幕戦は過去にも何度も行われており、2025年の東京シリーズもその一環です。
Guggenheimはロサンゼルス・ドジャースのオーナーであるため、MLBの興行において重要な影響力を持っています。東京シリーズの主催に関与したのは、GuggenheimがMLBのグローバル市場拡大を支援し、自らのスポーツビジネスの影響力を強める狙いがあると考えられます。
これまでのMLB東京シリーズ
東京ドームで行われたMLB開幕戦はこれまでにも数回あり、以下のような試合が開催されてきました。
- 2000年:メッツ vs. カブス
- 2004年:ヤンキース vs. デビルレイズ(現レイズ)
- 2008年:レッドソックス vs. アスレチックス
- 2012年:マリナーズ vs. アスレチックス(イチローが日本で開幕戦に出場)
- 2019年:マリナーズ vs. アスレチックス(イチローの引退試合)
今回の2025年東京シリーズは、これらの伝統を引き継ぐ形で行われ、Guggenheimが主催者として名を連ねることになりました。
3. 東京シリーズの今後と日本野球界への影響
MLBの東京シリーズが続くことで、日本の野球界にも多くの影響が考えられます。
(1) MLBとNPBの関係強化
MLBとNPB(日本プロ野球)の交流が進むことで、両リーグ間の移籍がさらに活発になる可能性があります。
特に、MLBのスカウトが日本市場に注目し、日本人選手のメジャー挑戦がより増えることが期待されます。
(2) 日本でのMLB人気向上
東京シリーズが成功すれば、MLBの試合が日本でより多く放送されるようになり、ファン層の拡大が期待されます。
すでに日本には大谷翔平やダルビッシュ有などのスター選手がいるため、MLBの関心はますます高まるでしょう。
(3) 将来的なMLBアジア拡大
日本での成功を踏まえ、MLBは韓国、中国、台湾などアジア市場全体への展開を強化する可能性があります。
Guggenheimのような企業が主導することで、アジア市場への影響力をさらに拡大していくことが考えられます。
まとめ
MLB東京シリーズの主催者として注目されたGuggenheimは、単なる投資会社ではなく、スポーツビジネスにも大きな影響力を持つ企業です。
ロサンゼルス・ドジャースのオーナーグループとしてMLBに関与し、日本でのMLB市場拡大にも積極的に関わっています。
今回の東京シリーズをきっかけに、今後も日本でのMLB人気が高まり、さらなる国際試合が開催されることが期待されます。