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【違いがわかる】自由契約とノンテンダーと戦力外通告とFA宣言とウェイバー公示

【違いがわかる】自由契約とノンテンダーと戦力外通告とFA宣言とウェイバー公示

※本ページにはプロモーションが含まれます。

こんにちは。

自由契約とノンテンダーと戦力外通告とFA宣言とウェイバー公示の違いを教えてほしい!!!

今回は上記のような疑問を解決していきます。

プロ野球の世界で移籍に関する様々な用語が飛び交いすぎていたので一度本記事で整理します。

必ずやあなたの頭の整理に役立つと思うのでぜひ最後まで読んでみてください。

【前提】ノンテンダーと戦力外通告とFA宣言とウェイバー公示と自由契約の違い

「ノンテンダー、戦力外通告、ウェイバー公示」と「FA宣言」と「自由契約」では次のような性質の違いがあります。

  • ノンテンダー、戦力外通告、ウェイバー公示…球団が宣告する行為
  • FA宣言…選手が行使する行為
  • 自由契約…選手の契約状態

ノンテンダー、戦力外通告、ウェイバー公示、FA宣言が行為そのものを指しているのに対して、自由契約は契約状態を意味しています。

「通告」、「公示」、「宣言」、「テンダー(申し出る)」という用語は行為を指していますよね。

一方、「契約」は状態を表しています。

この前提を知ると以降の説明がかなりわかりやすくなると思います。

【意味】ノンテンダーと戦力外通告とFA宣言とウェイバー公示と自由契約の違い

それぞれの意味の違いは以下の通りです。

用語 意味
ノンテンダー 来季の契約を申し出ないこと
戦力外通告 チームの戦力構想から外れていることを選手に通告すること
国内FA宣言 他の球団に移籍したいという意思表示をすること
海外FA宣言 他の球団に移籍したいという意思表示をすること
ウェイバー公示 契約期間中に選手の保有権を放棄することを公表すること
自由契約 どのチームとも選手契約を結べる状態のこと

それぞれの用語について簡単に解説します。

ノンテンダー

ノンテンダーとは選手に対して来季の契約を申し出ない(tenderしない)という意味です。

ノンテンダーを公示するするということは選手の保有権を破棄することになるのでその選手は12月始めに自由契約になります。

※プロ野球選手の契約期間は2月1日〜11月30日である

※各球団は12月始めに契約保留名簿を提出するがその名簿に名前がない選手は自由契約になる

事実上の戦力外通告ですが実は少し違います。後ほど解説します。

戦力外通告

戦力外通告は選手の怪我や病気、成績の不調などを理由にチーム戦力の構想外であることを選手に伝えることです。

戦力外通告にした場合もノンテンダーと同様に12月始めに自由契約選手になります。

国内FA宣言・海外FA宣言

FA宣言とはFA権を行使して他球団でプレーしたいという意思表示をすることですね。

  • 国内FA権…8シーズン(大卒・社会人選手は7シーズン)
  • 海外FA権…9シーズン

上記のシーズン1軍で過ごすことができればFA権を取得することができます。

長期間活躍できた選手だけが取得できる特権です!

ウェイバー公示

ウェイバー公示とは契約期間中(2月1日〜11月30日)に選手の保有権を破棄することを一般に公表することです。

ウェイバー公示をすると1週間の猶予期間が与えられ、その期間中は他球団から譲渡の申し込みをすることができます。

1週間で他球団から、

  • 申し込みがあった場合 →その球団に移籍する
  • 申し込みがなかった場合 →自由契約選手になる

という流れになります。

自由契約

自由契約とは球団からの保有権がなくなり自由に他球団と契約交渉できる状態のことです。

自由契約の用語は、

×自由契約をする

○戦力外通告やノンテンダーやウェイバー公示を経て自由契約になる

という使い方が正しいですね。

ややこしいポイントです

【契約状態】ノンテンダーと戦力外通告とFA宣言とウェイバー公示と自由契約の違い

次にそれぞれどのような契約状態になるかについて解説します。

用語 契約状態はどうなる すると何ができるか
ノンテンダー 12月始めに自由契約になる 国内外全ての球団と契約交渉が可能になる
戦力外通告 12月始めに自由契約になる 国内外全ての球団と契約交渉が可能になる
国内FA宣言 FA宣言選手として公示される 国内全ての球団と契約交渉が可能になる
海外FA宣言 FA宣言選手として公示される 国内外全ての球団と契約交渉が可能になる
ウェイバー公示 公示より1週間の間に獲得を希望する球団が現れなければ自由契約になる 国内外全ての球団と契約交渉が可能になる

いずれにしても他球団と契約交渉が可能になるという結果は変わりません。

しかし契約状態としては、

  • ノンテンダー、戦力外通告、ウェイバー公示…自由契約
  • 国内FA宣言、海外FA宣言…FA宣言選手

になるという違いがあります。

ノンテンダーと戦力外通告の違い【目的が違う】

用語 契約状態はどうなる すると何ができるか
ノンテンダー 12月始めに自由契約になる 国内外全ての球団と契約交渉が可能になる
戦力外通告 12月始めに自由契約になる 国内外全ての球団と契約交渉が可能になる

ノンテンダーと戦力外通告一緒やないかい!

と思った方もいるでしょう。

ノンテンダーは事実上の戦力外通告なんてことも言われますが実はこの2つは少し意味合いが異なります。

用語 目的 選手のことを
ノンテンダー コストカット 戦力として見ている
戦力外通告 契約解除 戦力として見ていない
  • いい選手なんだけど年俸が高いんだよなぁ、という選手に対してはノンテンダーを行ないます。
  • 成績が不調だし戦力になっていないなぁ、という選手に対しては戦力外通告を行ないます。

ノンテンダーはその選手に対して一定の評価をしているので自由契約にした上で年俸を下げて再契約する可能性は十分にありますね。

ノンテンダーと戦力外通告の違いは「目的」にありました!

ノンテンダー・戦力外通告とウェイバー公示の違い【タイミングが違う】

ノンテンダー・戦力外通告とウェイバー公示の違いは自由契約になるタイミングです。

用語 自由契約にあるタイミング
ノンテンダー・戦力外通告 12月始め(選手保留名簿から外れる)
ウェイバー公示 公示より1週間後(どの球団からも声がかからなかったら)

ノンテンダーと戦力外通告は12月初めまで待って選手保留名簿が発表された時点で自由契約になります。

一方ウェイバー公示は「この選手の保有権を放棄します」と契約期間中(2月1日〜11月30日)に公表するので1週間の猶予期間をもってどこからも声がかからなかった時点で自由契約になります。

ノンテンダー・戦力外通告とウェイバー公示の違いは自由契約になるタイミングでした!

【まとめ】ノンテンダーと戦力外通告とFA宣言とウェイバー公示と自由契約

それぞれの関係性の違いをまとめると次のようになります。

✔︎関係性の違い

  • 球団がノンテンダーをすることで、選手は自由契約になる
  • 球団が戦力外通告をすることで、選手は自由契約になる
  • 球団がウェイバー公示をすることで、選手は自由契約になる
  • 選手がFA宣言をすることで、選手はFA宣言選手になる
  • ノンテンダーと戦力外通告の違いは目的
  • ノンテンダー・戦力外通告とウェイバー公示の違いは自由契約になるタイミング

だいぶスッキリしたのではないでしょうか?

この記事が参考になれば幸いです。

以上です。

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