本記事では野球におけるイニングについてわかりやすく解説していきます。
✔︎本記事の内容
- イニングの意味について解説
- イニング数について解説
- ビッグイニング・フルイニング・イニングイーターという用語について解説
野球におけるイニングとは?
野球の試合では「イニング」という単位を使って試合を進行していきますが、イニングとは
一回の攻撃と一回の守備から構成される試合の一区分
のことを意味しています。
言葉で説明してもいまいちイメージしにくいと思うのでスコアボードを見てみましょう。
両チームの攻撃と守備がワンセットになってイニングを構成しており、それを9イニング分繰り返します。
また先攻チームのことを表、後攻チームのことをウラという表現をします。
ちなみにイニングは日本語で言うと「回」、英語では「inning」と書くので一緒に覚えておきましょう。
イニング数について
イニング数は基本的に9回までですが少年野球などではイニング数は7回までになっています。
- プロ野球:9イニング
- 大学野球:9イニング
- 高校野球:9イニング
- 中学野球:7イニング
- 少年野球:7イニング
- ソフトボール:7イニング
上記のイニングが終了しても同点で決着がつかなかった場合は延長戦に入ります。
ビッグイニングとフルイニングとイニングイーターとは?
イニングという名称がつく野球用語は以下の3つがあります。
- ビッグイニング
- フルイニング
- イニングイーター
ビッグイニングとは
ビッグイニングとは1イニングに大量得点をすることです。
例えば下記動画のような攻撃のことですね。
1イニングで9安打10得点の猛攻を見せ試合にも勝利しています。
ビッグイニングを作り出すことができればチームの勝利に大きく近づくことができますね。
フルイニングとは
フルイニングという言葉も耳にしたことがある人がいるかもしれません。
フルイニングとは試合開始から試合終了までの全イニングのことを意味しています。
スターティングメンバーで代打や守備の交代をされず、延長戦になったとしても交代せずに試合終了まで出場したらフルイニング出場となります。
そして金本知憲選手は世界記録となる1492試合連続フルイニング出場という快挙を達成してその身体の頑丈さから「鉄人」という異名を持っています。
イニングイーターとは
イニングイーターとは長いイニングを投げることができる先発投手のことを意味しています。
イニングイーター(Inning Eater)は直訳すると「回を喰らう人」なので文字通りたくさんアウトを取ってイニングを消費してくれる投手のことですね。
プロ野球では年間試合数が決まっているので投手が消費しないといけないイニング数、アウト数も大体決まっています。
よってイニングイーターが多くのアウトを取ってくれれば他の投手の負担が減るのでチームにとっては有難い存在となります。
イニングまとめ
本記事では野球におけるイニングについて解説していきました。
- イニングとは一回の攻撃と一回の守備から構成される試合の一区分のこと
- イニング数は基本的に9回までだが少年野球などのイニング数は7回までになっている
- ビッグイニングとは1イニングに大量得点をすること
- フルイニングとは試合開始から試合終了までの全イニングのこと
- イニングイーターとは長いイニングを投げることができる先発投手のこと
以上です。