プロ野球ファンなら「868」「334」などはすぐ何の数字か答えられそうですよね。
今回はそんな耳にするだけで何を意味するかわかってしまうプロ野球の数字9選【3桁以上】を紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
【868】
王貞治の通算本塁打数世界記録868本
40年以上前に樹立された記録ですが、改めてみても凄まじい本数ですね。
単純計算で21年連続で40本ホームランを打っても届かない数字です。
868本の記録は日本プロ野球のみならずMLBを含めても最多記録なので、王さんは「世界の王」という愛称も付いています。
【262】
イチローが2004年に記録したシーズン262安打(MLB最多記録)
当時のシーズン安打数記録は1920年ジョージシスラーの257安打でしたが、イチローが84年ぶりに更新しました。
今後破られそうにないアンタッチャブルレコードの一つです。
【161】
小鶴誠が1950年に樹立したシーズン最多打点記録161打点
シーズン2位の記録が153打点なので、2位に大差をつけたシーズン最多記録です。
単純計算で毎試合必ず1打点以上をあげないと届かない数字ですね。
実は打点の記録は個人の力だけでは達成することはできず、「高出塁率の打者が前にいる」「敬遠されないために後ろの打者が強打者」などの環境が必要です。
【106】
福本豊が1972年に記録したシーズン最多盗塁記録106盗塁
シーズンの盗塁記録で唯一3ケタの数字を叩き出しています。
最近は投手のクイックの技術が向上したり盗塁による怪我リスクを軽減させるためにプロ野球の盗塁数は減少傾向です。
盗塁王争いも大体30−50個の範囲内なので、106個のシーズン記録もほぼ更新不可能なレコードですね。
【216】
秋山翔吾が2015年に記録したシーズン最多安打記録216安打
秋山は田中将大、坂本勇人、柳田悠岐ら最強世代「1988年組」の1人であり、走攻守三拍子揃った日本を代表する外野手です。
当時のシーズン安打数記録はマートンの214安打でしたが、マートンの記録と並んだシーズン最終戦に2安打を打ち216安打の金字塔を打ち立てました。
ただシーズン200安打は特別珍しい記録ではないので、今後216安打を更新する選手が現れるかもしれませんね。
【334】
2005年日本シリーズの両チーム合計得点、33(ロッテ)-4(阪神)
詳細に書くと、全4試合10-1, 10-0, 10-1, 3-2の合計スコアです。
- 阪神が4試合全て一度もリードを奪えないままストレート負け
- 阪神ファンの「負ける気がしない」などの強気発言があったにもかかわらずこの試合結果
- 「1000-334=666」「3+3+4=10」「3アウト3ストライク4ボール」といった数字的な美しさ
上記の理由により334は野球界のみならずSNSやメディアでも通じている伝説的な数字になっています。
【108】
硬式野球ボールの縫い目の数108本
写真の赤い手縫い糸部分の数ですね。
108といえば煩悩の数も108ですが、煩悩数は関係なくアメリカの規定に倣って108本の縫い目になりました。
元々硬式ボールの縫い目は116本でしたが、ボールの強度や耐久性を考慮して108本という数字に決定しています。
ちなみにアメリカでは左右の縫い目を交互に数えるので縫い目は108本ではなく216本と認識されています。
【643】
ショート→セカンド→ファーストの順にボールを運んでダブルプレーをとることを643と言う
野球では実況がポジションのことを数字で言うことが多々あります。
ショートは6、セカンドは4、ファーストは3です。
ランナー1塁でショートゴロが飛んだら、ショートから2塁ベースにいるセカンドに投げた後1塁ベースにいるファーストに投げるので数字で略して643と表現します。
ほかにもダブルプレーの例として「463」「543」「363」「263」など様々な表現があります。
使い方例:「ショートゴロで6, 4, 3と渡ってダブルプレー!」
【2161667676】
中田翔が2017年に記録したシーズン成績.216 16本 67打点 .676
(決して電話番号ではないです)
この10ケタの内訳は
- 216=打率
- 16=本塁打
- 67=打点
- 676=OPS
という打撃主要3部門にOPSを加えた4つの成績をつなげた数字となっています。
- 「1, 2, 6, 7しか使っていない」
- 「声に出して読むと五・七・五のリズム」
- 「なんとなく語呂がいい」
といった理由で話題になりました。
中田翔といえば高校時代に通算最多本塁打(87本)を記録し、プロ入り後もベストナインや打点王を獲得する球界屈指のパワーヒッターです。
「あの中田がこんな成績を残すはずない」という理由から一部の野球ファンの心にこの記録が深く刻み込まれています。
まとめ
以下が、今回紹介したプロ野球ファンならつい反応する数字一覧です。
868:通算最多本塁打記録
262:MLBシーズン最多安打記録
161:NPBシーズン最多打点記録
106:NPBシーズン最多盗塁記録
216:NPBシーズン最多安打記録
334:2005年日本シリーズ合計スコア
108:硬式ボールの縫い目数
643:ショートゴロダブルプレー
2161667676:2017年中田翔の成績
今後更新されそうにないアンタッチャブルレコードやある意味ネタになる数字まで幅広く紹介しました。
今後も今回のような少し着眼点をずらした記事をご紹介していこうと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。