WBSC(世界野球ソフトボール連盟)は野球男子世界ランキングで各国ナショナルチームの順位付けをしています。
そして日本は第5回WBCが終了した時点で2位アメリカに大差をつけて1位に君臨しています。
本記事では日本が野球世界ランキングで1位にランクインしている理由についてまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
日本はなぜ野球世界ランキングで1位なのか?
日本はなぜ野球世界ランキングで1位にランクインしているのでしょうか。
アメリカをはじめとしてドミニカやベネズエラ、プエルトリコなど日本よりも一流メジャーリーガーの人数が多い国々がたくさんある中で不思議に思う方も多いでしょう。
日本のランキングが高い理由としては当サイトでは下記3点だと考えています。
①順位の決め方は国際大会成績のみでポイント化されるから
②日本は各世代でまんべんなく強いから
③メジャーリーガーの出場が少ない大会でも強いから
①順位の決め方は国際大会成績のみでポイント化されるから
WBSCの世界ランキングは下記のようなWBSC公認国際大会の過去4年分の戦績をポイント化してランク付けしています。
✔︎加算されるポイントが大きい主要な大会
種類 | 大会名 |
---|---|
最高ランク世界大会 | プレミア12 |
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) | |
世代別ワールドカップ | U-23ワールドカップ |
U-18ワールドカップ | |
U-15ワールドカップ | |
U-12ワールドカップ |
各大会ごとにどれだけポイントを分配するかは年々微調整されていますが、世界ランキングに大きな影響を与える大会としては上表の大会がメインです。
逆に言うと国際大会以外の成績は世界ランクには考慮されず、どれだけメジャーリーグで自国の選手が活躍しても豪華な面々が揃っていても関係ありません。
日本よりもメジャーリーガーの人数が多い国はアメリカやドミニカ、ベネズエラなど多く存在しメンバーもスター選手揃いですが、あくまで国際大会の結果が全てです。
②日本は各世代でまんべんなく強いから
野球世界ランキングで上位にランクインするためには最高ランク世界大会(WBC・プレミア12)だけでなく各世代ワールドカップでも好成績を収める必要があります。
2013年にWBCで優勝したドミニカ共和国はトップチームにはスター選手が大勢いますが、世代別ワールドカップではベスト4にすら届いていないことがほとんどです。
ドミニカはあくまでメジャーリーガーになることが目的で、国としてアンダー世代の勝敗にそこまでこだわってないのが理由ですね。
一方日本はトップチームからアンダー世代までまんべんなく強いです。
大会名 | 日本の成績 |
---|---|
第5回WBC(2023年) | 優勝 |
第2回プレミア12(2019年) | 優勝 |
第5回U-23ワールドカップ(2022年) | 優勝 |
第31回U-18ワールドカップ(2023年) | 優勝 |
第5回U-15ワールドカップ(2022年) | 4位 |
第7回U-12ワールドカップ(2023年) | 4位 |
上表の通り直近大会でこれだけ優勝しているので日本が世界ランキングトップなのも納得ですね。
③メジャーリーガーの出場が少ない大会でも強いから
日本の世界ランキングが高い3つ目の理由は、メジャーリーガーの参加が少ない国際大会でもいつも通りの強さを発揮するからです。
日本プロ野球(NPB)はメジャーリーグに次いで高いレベルを誇るプロ野球リーグです。
プレミア12では現役バリバリのメジャーリーガーは参加せずプロスペクトの選手が参加するのでNPBのトッププレイヤーが多く参加する日本は実は結構有利なんです。
以上、日本の野球世界ランキングが高い理由に関する解説でした。