こんにちは。
- ストライクゾーンの定義を知りたい
- 図解でストライクゾーンの判定について教えてほしい
- ストライクゾーンに関する問題点は何?
本記事では上記のような疑問を解決していきます。
野球を見始めた人の中にはどこからどこまでがストライクかわからないという方も多いですよね。
本記事ではストライクゾーンに関する以下の内容について解説していきます。
✔︎本記事の内容
- ストライクゾーンの意味
- ストライクゾーンの定義を図解
- ストライクゾーンの問題点を解説
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ストライクゾーンの定義
ストライクゾーンの用語としての意味は、
打者が自然体で構えたときにバットにボールを当てられる範囲
のことです。
ずいぶんあいまいな意味ですが万国共通で通じるわかりやすい意味とも言えますね。
公認野球規則ではストライクゾーンについて次のように定義されています。
打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、ひざ頭の下部のラインを下限とする本塁上の空間をいう。このストライクゾーンは打者が投球を打つための姿勢で決定されるべきである。
文書的な表現でちょっと堅苦しいので本記事にて図解していきます。
バッターが小さくかがんだりバントの構えをしたりしてもストライクゾーンの大きさは変わらず、あくまで自然体の構えがストライクゾーンの基準になります。
【図解】ストライクゾーンの範囲
公認野球規則で書かれているストライクゾーンの定義を図解してみました。
- 高さ→肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点
- 低さ→ひざ頭の下部
上記を高さの上限と低さの下限として本塁上の空間を通過すればストライク判定になります。
ちなみに図の立体的な五角柱の一部分でもボールがかすればストライクです。
上図のようにバッターボックスの後ろの方に立ったとしてもストライクゾーンはあくまで本塁上の空間に位置しています。
ストライクゾーンの9分割【投手からの視点】
ストライクゾーンは下の図のように9分割で示すことができます。
番号順に以下のような呼び方がされます。
- 外角高め(アウトハイ)
- 真ん中高め
- 内角高め(インハイ)
- 外角真ん中
- ど真ん中
- 内角真ん中
- 外角低め(アウトロー)
- 真ん中低め
- 内角低め(インロー)
体に近いコースが内角、体から遠いコースが外角と呼ばれます。
野村監督は外角低めのことを投球の「原点」と呼び、原点を起点としてピッチングを組み立てるべきと言っていましたね。
ストライク判定されるボール【上からの視点】
写真のように本塁の前方でも後方でもボールがかすめればストライクです。
ボール全体が本塁を完全に通過している必要はないんですね。
ストライク判定されるボール【横からの視点】
次はストライクゾーンの横からの写真です。
こちらについても本塁上の空間をかすりさえすればストライクなことがわかりますね。
バッターボックスの後ろに立つと本塁前方をかすめるストライクは打ちにくそうです。
ストライクゾーンの問題点
ストライクゾーンは公認野球規則で基準が設けられていますが、以下のような問題点があります。
- 審判の裁量によってストライクゾーンが変わる
- 捕手のフレーミングによってストライクゾーンが変わる
審判の裁量によってストライクゾーンが変わる
ストライクゾーンは生身の人間である審判が判定することになります。
当然ですが、
- 公認野球規則に定められている基準と審判との間の誤差
- 審判同士の個人差
のように担当する審判によって各試合のストライクゾーンは変わってしまいます。
確かに1試合に何百球も判定しなければいけないので全てを正確に判定するのは現実的ではありませんよね。
捕手のフレーミングによってストライクゾーンが変わる
次は捕手のフレーミングによってストライクの判定結果が変わってしまうことです。
フレーミング:ストライクかボールか際どいボールをストライクと判定させるキャッチャーのスキル
捕球した時に微妙にストライクゾーン側にキャッチャーミットを動かすことで審判の判定を自分に有利な方に誘導します。
ちなみにうまいフレーミングなら効果的ですが、あまり大胆にやりすぎると審判に嫌われますね。
まとめ
本記事ではストライクゾーンについて解説しました。
- ストライクゾーンの意味は打者が自然体で構えたときにバットにボールを当てられる範囲
- 高さの上限は肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点
- 低さの下限はひざ頭の下部
- ストライクゾーンは9分割で表現できる
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。