野球の試合を見に行くと外野のバックスクリーンに大きな電光掲示板のスコアボードが見えると思います。
野球経験者やふだん野球を見に行く人なら一目でどういう情報が書いてあるかわかりますが、そうでない人にとっては見方がさっぱりよくわからんという感じだと思います。
そこで本記事では野球初心者向けに野球場のバックスクリーンにあるスコアボードの見方について解説していきます。
✔︎本記事の内容
- 野球のスコアボードの見方
- スコアボードの各略語の意味(RHEB・BSO・HEFc)
野球のスコアボードの見方
野球のスコアボードは左から右に向かって読み、チーム名が一番左端に表示されています。
今回は千葉ロッテマリーンズの本拠地である千葉マリンスタジアムのスコアボードを参考にその見方を解説します。
チーム名
チーム名はスコアボードの左端に表示されています。
ビジターチームが上、ホームチームが下になります。
上図の場合は東北楽天がビジターチーム、千葉ロッテがホームチームということになりますね。
そしてビジターチームがイニングの表で先攻、ホームチームがイニングの裏で後攻です。
各イニングの得点数
チーム名の右にある部分が各イニングごとの得点数です。
野球は通常9イニングで上部の1〜9までの数字がそれぞれのイニングを示しています。
例えば1回では東北楽天が2得点、千葉ロッテが1得点を挙げていることがわかりますね。
ちなみに「HIT」という欄にも数字が書いてありますがこれは各イニングでの安打数を意味しています。
このヒット数の表示は球場によっては無い場合もあります。
RHEB(得点数・ヒット数・エラー数・四死球数)
略語 | 英語 | 意味 |
---|---|---|
R | Runs | 味方の得点数 |
H | Hits | 味方の安打数 |
E | Errors | 味方のエラー数 |
B | BB, HBP | 味方の四死球数 |
※BB:Base on balls(四球)、HBP:Hit by pitch(死球)
Rは合計の得点数、Hは安打数、Eはエラー数、Bは四死球数を意味しています。
試合の進行に応じて得点や安打が増えればこれらの数字も増加します。
安打数は単打、二塁打、三塁打、本塁打がすべて含まれます。
ちなみに千葉マリンスタジアムではB(四死球)の表示がありますが、B無しでRHE(得点数・安打数・エラー数)だけ表示する球場のほうが一般的です。
BSO(ボール・ストライク・アウト)
略語 | 英語 | 意味 |
---|---|---|
B | Ball | ボール |
S | Strike | ストライク |
O | Out | アウト |
B・S・Oはそれぞれボール・ストライク・アウトを意味しています。
ボールとストライクは打者の打席中にピッチャーが投球をするたびに更新されていきます。
そして打者がアウトになったらO(アウト)の数が1つ増えます。
3アウトになったらBSOの表示はリセットされ次の攻撃に進みます。
HEFc(ヒット・エラー・フィルダースチョイス)
略語 | 英語 | 意味 |
---|---|---|
H | Hit | 安打 |
E | Error | エラー |
Fc | Fielder’s choice | フィルダースチョイス |
H・E・Fcはそれぞれ安打・エラー・フィルダースチョイスを意味しています。
これらは打者の打球がどういう打撃成績になったかを知らせるために一時的にどれか1つを点灯表示します。
例えば打者が二塁打を打ったらH(安打)が一時的に点灯しますね。
以上、野球場のスコアボードの見方に関する解説でした。