本記事では元メジャーリーガー・イチローのメジャーリーグでのWARを年度別でまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
イチローの年度別WAR一覧
WARとは控え選手と比較して1年間で何勝分勝利に貢献したかを表す指標です。
アメリカ大手分析サイトであるFanGraphsとBaseball Referenceがそれぞれその年の各選手のWARを発表しています。
- fWAR:FanGraphsが発表するWAR
- rWAR:Baseball Referenceが発表するWAR
イチローのメジャーリーグでの年度別WARは次のとおりです。
年 | fWAR | rWAR | チーム名 |
---|---|---|---|
2001 | 6.0 | 7.7 | マリナーズ |
2002 | 4.7 | 3.6 | マリナーズ |
2003 | 5.7 | 5.6 | マリナーズ |
2004 | 7.1 | 9.2 | マリナーズ |
2005 | 3.6 | 3.9 | マリナーズ |
2006 | 5.6 | 5.3 | マリナーズ |
2007 | 6.1 | 5.8 | マリナーズ |
2008 | 4.3 | 5.4 | マリナーズ |
2009 | 5.5 | 4.7 | マリナーズ |
2010 | 4.8 | 3.7 | マリナーズ |
2011 | 0.1 | 0.6 | マリナーズ |
2012 | 2.2 | 1.7 | マリナーズ/ヤンキース |
2013 | 1.1 | 2.1 | ヤンキース |
2014 | 1.1 | 0.9 | ヤンキース |
2015 | -0.8 | -1.1 | マーリンズ |
2016 | 1.4 | 1.6 | マーリンズ |
2017 | -0.1 | -0.2 | マーリンズ |
2018 | -0.5 | -0.5 | マリナーズ |
2019 | -0.1 | 0.0 | マリナーズ |
合計 | 57.7 | 60.0 |
※太字はキャリアハイ
※小数点第2位以下を記載していないため通算の合計値が合わない場合があります。
イチローのキャリアハイWARは9.2!通算WARは60.0!
イチローの通算rWAR60.0は日本人メジャーリーガーの中でダントツ1位の成績です。
fWARの場合、一般的に4.0を超えたらオールスター出場級、6.0を超えたらMVP候補級と言われる中イチローは、
- 4.0以上(オールスター級):9回(2001-2004, 2006-2010)
- 6.0以上(MVP級):3回(2001, 2004, 2007)
という成績を叩き出しており、実際に2001年はルーキーながらア・リーグMVPを獲得、2001年から2010年まで10年連続でオールスターゲームに出場しています。
また262安打を放った2004年のrWAR9.2は自身キャリアハイでありその年のア・リーグ最高の記録でしたが、2000年代のメジャーリーグはパワー全盛期の時代でイチローのプレースタイルがそこまで重要視されていなかったためかMVP投票は7位という結果でした。