こんにちは。
西武の生え抜き選手では初の偉業となりました。
そして栗山選手は意外にも下位ドラフトとされる4巡目指名でした。
もちろんドラフト4位であろうとも指名した側は成功してほしいという思いで指名したことでしょう。
しかし栗山選手のように4位指名でもその期待を大きく上回る形で活躍する選手が多いことも事実です。
そこで今回は
- ドラフト4位指名で活躍した選手の紹介
- なぜドラ4に活躍&出世する選手が意外と多いのか
について解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ドラフト4位には活躍する選手が意外と多い
ドラフト4位指名の名選手といえばみなさんは誰が思い浮かぶでしょうか?
下記がドラフト4位指名で名球会入りを果たした選手一覧です!
名球会の入会基準…日米通算で以下のいずれかを達成した選手
通算200勝、通算2000安打、通算250セーブ
- 前田智徳(1989年・広島東洋4巡目)
- 金本知憲(1991年・広島東洋4巡目)
- 中村紀洋(1991年・近鉄4巡目)
- イチロー(1991年・オリックス4巡目)
- 和田一浩(1996年・西武4巡目)
- 栗山巧(2001年・西武4巡目)
- 青木宣親(2003年・ヤクルト4巡目)
ドラフト4位指名で名球会の入会基準に達したのは2021年現在で7人でした!
1991年のドラフト4位からは3人も名球会メンバーが誕生していて空前の当たり年でしたね。
ドラフト4位指名名球会の彼らの特徴としては7人全員が「バッター」として2000本安打を達成しての名球会入りです。
そしてドラ4ピッチャーで200勝or250セーブを達成して名球会入りした選手はいませんでした。
ドラフト4位に出世した野手が多いのはなぜ?
ドラフト4位指名の名選手に投手でではなく野手が多い理由はなんでしょうか?
これの最も大きな理由は
実は野手のドラフト4位は比較的評価が高いから
ということですね。
ドラフトは基本的に投手から指名していくのが通例になっています。
大学社会人の即戦力投手はもちろんのこと、伸び代を感じる高校生投手も積極的に上位で指名します。
逆に野手はよっぽどの有力選手でない限り1位や2位で指名されることは稀です。
下記は2020年のドラフト会議の結果(育成選手を除く)を集計してドラフト上位と下位の人数で割り出した表です。
投手人数 | 野手人数 | |
ドラフト上位指名(1•2位) | 17人 | 7人 |
ドラフト下位指名(3位以降) | 23人 | 27人 |
2020年のドラフト会議では合計74名が指名されました。
ドラフト上位指名の24人のうち、実に17人が投手であり野手は7人しかいませんでした。
一方ドラフト下位指名の3位以降は投手23人、野手27人で野手の人数の方が多いです。
各球団ともひとまずほしい投手を指名してから野手を指名するという傾向があるので野手のドラフト4位でも十分評価が高いことがうかがえますね。
まとめ
今回はドラフト4位指名選手には意外と活躍する選手、特に野手が多いというお話をしました。
- ドラフト4位指名から名球会入会基準に達したのは全員野手(7名)
- ドラフト4位で活躍する野手が多いのはなぜか?
→野手のドラフト4位は比較的評価が高いから
ドラフト下位指名からプロの世界でのし上がって名球会入りを果たすのは見ていて爽快ですね。
ドラフト上位指名のほうが初期能力が高かったり出場機会が多かったりして活躍しやすい環境ではありますがそれでも成功できるのは一握りです。
ドラフト下位指名の場合はさらにシビアな環境に身を置くことになるのは日を見るより明らかですね、
みなさんも今年のドラフトは「4位指名」に着目してみてはいかがでしょうか。