こんにちは
今回は上記のような疑問を解決していきます。
トライアウトは戦力外通告を宣告されて崖っぷちに立たされた選手の最後の挑戦場ですね。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
12球団合同トライアウトとは?
12球団合同トライアウトとはプロ野球12球団が合同で行なう自由契約選手を対象としたトライアウトです。
戦力外通告を受けた選手達が翌年以降も野球で飯を食べていけるかがこのトライアウトで決まります。
2001年からスタートして以来毎年行われています。
開催時期・開催場所は?【11-12月に持ち回り】
開催時期はだいたい11月〜12月あたりです。
12球団平等にするため戦力外通告期間の後に実施されます。
✔︎戦力外通告期間
第1次通告 | 10月1日からCS開幕前日 |
第2次通告 | CS全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで(日本シリーズ出場チームは日本シリーズ終了の5日後まで) |
また開催場所については12球団が持ち回りで開催権を持ち、本拠地球場かそれに程近い球場で行われます。
これまでの開催日・開催球場を以下にまとめました。
年 | 月日 | 開催球場 |
---|---|---|
2001 | 10月30日 | ナゴヤ球場 |
11月26日 | 読売ジャイアンツ球場 | |
2002 | 11月6日 | 横須賀スタジアム |
11月26日 | 阪神甲子園球場 | |
2003 | 11月5日 | 広島市民球場 |
11月21日 | 明治神宮野球場 | |
2004 | 11月9日 | 西武ドーム |
11月24日 | 雁の巣球場 | |
2005 | 11月7日 | ファイターズスタジアム |
11月25日 | 神戸総合運動公園サブ球場 | |
2006 | 11月6日 | フルキャストスタジアム宮城 |
11月27日 | 千葉マリンスタジアム | |
2007 | 11月7日 | 読売ジャイアンツ球場 |
11月27日 | ナゴヤ球場 | |
2008 | 11月11日 | 横浜ベイスターズ総合練習場 |
11月26日 | 広島市民球場 | |
2009 | 11月11日 | 阪神甲子園球場 |
11月25日 | 明治神宮野球場 | |
2010 | 11月10日 | 西武ドーム |
11月24日 | 福岡 Yahoo! JAPANドーム | |
2011 | 11月24日 | ほっともっとフィールド神戸 |
12月5日 | QVCマリンフィールド | |
2012 | 11月9日 | 日本製紙クリネックススタジアム宮城 |
11月21日 | ファイターズスタジアム | |
2013 | 11月10日 | 静岡県草薙総合運動場硬式野球場 |
11月22日 | ナゴヤ球場 | |
2014 | 11月9日 | 静岡県草薙総合運動場硬式野球場 |
11月20日 | 読売ジャイアンツ球場 | |
2015 | 11月10日 | 静岡県草薙総合運動場硬式野球場 |
2016 | 11月12日 | 阪神甲子園球場 |
2017 | 11月15日 | MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 |
2018 | 11月13日 | タマホームスタジアム筑後 |
2019 | 11月12日 | 大阪シティ信用金庫スタジアム |
2020 | 12月7日 | 明治神宮野球場 |
2021 | 12月8日 | メットライフドーム |
2001年〜2014年までは毎年東西の球場で計2回開催されていましたが、2015年以降は1回限りの開催になっています。
参加資格は?【一般人は参加不可】
12球団合同トライアウトの参加資格は次のどちらかです。
- 自由契約になったプロ野球選手
- 一度でもプロ野球球団と契約したことがある選手
なので一般人(高校生や大学生も含め)の野球選手は参加することができません。
逆に一度でもプロになったことがある選手であれば参加できるので、プロ野球から独立リーグや社会人野球に行った選手でも参加することが可能です。
観戦者はだれ?【さまざま】
トライアウトにはプロ野球球団の関係者以外にも様々な観戦者が集まります。
- 社会人野球チーム
- 台湾野球球団
- MLB球団
- 他種目の関係者
- 一般のファン
国内野球チームや海外野球リーグの関係者が元日本プロ野球選手に注目するのは納得しますね。
また元野球選手という身体能力の高さに着目して他の競技関係者が観戦してくるケースもあります。
有名な放送番組は?【プロ野球戦力外通告】
12球団合同トライアウトに密着するテレビ番組として一番有名なのは
プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達
ですね。
プロ野球戦力外通告に出演した選手とその動向
2017年以降にプロ野球戦力外通告に出演した選手を紹介します。
年度 | 選手名 | 前所属→その後の動向 |
---|---|---|
2017 | 髙橋洸 | 巨人→深谷組硬式野球部(社会人野球) |
實松一成 | 巨人→日本ハム | |
片山博視 | 楽天→武蔵ヒートベアーズ(独立リーグ) | |
2018 | 城所龍磨 | ソフトバンク→引退 |
古野正人 | ヤクルト→引退 | |
塚田貴之 | 福井ミラクルエレファンツ(独立リーグ)→福井に残留 | |
2019 | 友永翔太 | 中日→引退 |
森福允彦 | 巨人→引退 | |
若松駿太 | 栃木ゴールデンブレーブス(独立リーグ)→残留 | |
2020 | 田原誠次 | 巨人→引退 |
濱矢廣大 | 横浜DeNA→茨城アストロプラネッツ(独立リーグ) | |
田城飛翔 | ソフトバンク→オリックス(育成) | |
2021 | 牧田和久 | 楽天→無所属 |
高野圭佑 | 中信兄弟(台湾)→栃木ゴールデンブレーブス(独立リーグ) | |
川原弘之 | ソフトバンク→引退 |
トライアウトの結果は?【合格した選手を紹介】
最後にトライアウトに参加して合格した選手を一覧で紹介します。
球団から戦力外通告を宣告されたとしても適材適所でその選手がほしいという他球団は現れるということがわかりますね。
年度 | 選手名 | 前所属→動向 |
---|---|---|
2017 | 山崎憲晴 | 横浜DeNA→阪神 |
武藤祐太 | 中日→横浜DeNA | |
田代将太郎 | 西武→ヤクルト | |
2018 | 成瀬善久 | ヤクルト→オリックス |
山下亜文 | ソフトバンク→巨人(育成) | |
廖任磊 | 巨人→西武 | |
中井大介 | 巨人→横浜DeNA | |
2019 | 八百坂卓丸 | 楽天→巨人(育成) |
田中豊樹 | 日本ハム→巨人(育成) | |
森越祐人 | 阪神→西武 | |
2020 | 田城飛翔 | ソフトバンク→オリックス(育成) |
宮台康平 | 日本ハム→ヤクルト |
まとめ
本記事ではプロ野球の12球団合同トライアウトについて解説しました。
- プロ野球12球団が合同で行なう自由契約選手を対象としたトライアウト
- 開催時期はだいたい11月〜12月あたりで、開催球場は12球団持ち回り
- 参加資格は「自由契約になったプロ野球選手」「一度でもプロ野球球団と契約したことがある選手」
- 観戦者は社会人野球チーム、台湾野球球団、MLB球団、他種目の関係者、一般のファン
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。