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【高校野球】年度別甲子園大会ホームラン(本塁打)数一覧【1974年夏金属バット導入以降】

野球

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本記事では高校野球の甲子園大会である春のセンバツと夏の選手権それぞれで放たれたホームラン数を年度別で紹介します。

甲子園大会(春のセンバツ・夏の選手権)の年度別ホームラン数一覧

各年度の甲子園大会のホームラン数を一覧形式で紹介します。

なお、甲子園大会のホームラン数は当時の日本高校野球連盟のルールに大きく左右されます。

そこで下表では各年度のホームラン数と一緒に「ラッキーゾーン」「バット」「ボール」の列を追加して、各年のラッキーゾーンの有無、金属バットの種類、使用ボールの種類を付記しました!

  • ラッキーゾーン:1992年春以降甲子園球場のラッキーゾーンが廃止されました
  • バット:2001年春以降飛ばない「Nマーク」のバットが採用され、2024年春以降新基準の低反発バット「Rマーク」が採用されました
  • ボール:2007年春以降低反発ボールが採用されました

✔︎甲子園大会(春・夏)の年度別ホームラン(本塁打)数一覧(1974年夏の金属バット採用以降)

ラッキーゾーン バット ボール
1974 11 あり
1975 11 15 あり
1976 6 13 あり
1977 9 21 あり
1978 10 15 あり
1979 18 27 あり
1980 14 19 あり
1981 13 20 あり
1982 7 32 あり
1983 16 31 あり
1984 30 47 あり
1985 18 46 あり
1986 19 25 あり
1987 19 32 あり
1988 18 36 あり
1989 20 28 あり
1990 25 39 あり
1991 18 37 あり
1992 7 14 なし
1993 11 21 なし
1994 10 18 なし
1995 18 13 なし
1996 5 23 なし
1997 7 28 なし
1998 8 34 なし
1999 7 21 なし
2000 14 38 なし
2001 21 29 なし Nマーク
2002 14 43 なし Nマーク
2003 9 13 なし Nマーク
2004 23 33 なし Nマーク
2005 10 32 なし Nマーク
2006 14 60 なし Nマーク
2007 10 24 なし Nマーク 低反発
2008 14 49 なし Nマーク 低反発
2009 13 35 なし Nマーク 低反発
2010 15 26 なし Nマーク 低反発
2011 15 27 なし Nマーク 低反発
2012 19 56 なし Nマーク 低反発
2013 20 37 なし Nマーク 低反発
2014 13 36 なし Nマーク 低反発
2015 17 32 なし Nマーク 低反発
2016 16 37 なし Nマーク 低反発
2017 23 68 なし Nマーク 低反発
2018 20 51 なし Nマーク 低反発
2019 19 48 なし Nマーク 低反発
2020 なし Nマーク 低反発
2021 9 36 なし Nマーク 低反発
2022 18 28 なし Nマーク 低反発
2023 12 23 なし Nマーク 低反発
2024 3 7 なし Rマーク 低反発
2025 6 10 なし Rマーク 低反発

歴代の推移を振り返る

1970〜80年代:ラッキーゾーンと金属バット時代

金属バット導入とラッキーゾーンの存在により、1970年代後半からホームラン数は急増。

1980年代半ばには夏の大会で 40本台後半 という数字も記録され、打者優位の時代を象徴しました。

1992年〜:ラッキーゾーン撤去で急減

1992年にラッキーゾーンが撤去されると、数字は激減。

前年1991年夏の37本から、1992年夏はわずか14本。

「甲子園=広い、ホームランが出にくい」というイメージが定着したのもこの頃です。

2000年代:バット規格変更と低反発球の影響

2001年からは飛ばないバットであるNマーク規格が導入され、さらに2007年からは低反発球が採用。

これにより打撃力は抑制されるはずでしたが、2006年夏には驚異の 60本 を記録するなど、打力と環境のせめぎ合いが続きました。

2017年夏:歴代最多の68本

低反発球時代でありながら、2017年夏は歴代最多の 68本

強打者が全国から集まったこと、打撃技術の向上、トレーニング環境の進化が重なった結果といえます。

2024年〜:新バットで打低時代に突入

2024年から新規格バット(Rマーク)が導入されると、本塁打数は急減。

2024年春はわずか3本、夏も7本と歴代最低レベルに。

2025年春も一桁台の6本にとどまっており、今後も「投手戦」が増える可能性があります。

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