✔︎本記事を読んでわかること
- 犠牲フライで打率は下がらない
- 犠牲フライで出塁率は下がる
- 犠牲フライによって打率より出塁率の方が低くなることがある
【結論】犠牲フライで打率は下がらない
犠牲フライで打率は下がりません。
犠牲フライは犠打(送りバントやスクイズ)と同じくくりの記録であり、自分を犠牲にしてランナーを進めたことになるので打数に含まれないからです。
MEMO
打率 = 安打 ÷ 打数
安打も打数も変動しないので打率の数字に動きはありません。
【追記】犠牲フライで出塁率は下がる
一方で犠牲フライを打つと出塁率は下がります
犠牲フライにより加算される記録
- 打席数
- 打点
- 犠飛
MEMO
出塁率 = (安打+四死球) ÷ (打数+四死球+犠飛)
出塁率の計算において分母は増えますが分子(出塁数)に変化がないので出塁率は下がりますね。
【注意】得点のないタッチアップは犠牲フライと言わない
犠牲フライについてひとつ注意点ですが、犠牲フライはあくまで得点が発生した場合のみ記録されます。
例えば1塁ランナーがタッチアップで2塁に到達したり2塁ランナーがタッチアップで3塁に到達した場合は犠牲フライと呼びません。
ただの外野フライとして扱われるので打率と出塁率の両方が下がります。
【ちなみに】犠牲フライによって打率より出塁率の方が低くなることがある
一般的に打率 < 出塁率となることが知られていますが、実は四死球が極端に少なく犠牲フライが多いと打率 > 出塁率になったりします。
例えば次のような成績の場合ですね。
打数 | 100 |
---|---|
安打 | 30 |
四死球 | 0 |
犠飛 | 10 |
打数+四死球+犠飛 | 110 |
上記の成績の場合の打率と出塁率は次のようになります。
- 打率:.300 (30安打 ÷ 100打数)
- 出塁率:273 (30出塁 ÷ 110)
私はパワプロのマイライフで四死球を一切選ばずにたまに犠牲フライを打っていたら打率 > 出塁率となったことが強烈に印象に残っています。