あなたは野球の試合を見ていて、打者がバットを振った後、そのまま体を大きく回転させるのを見たことがありますか?
その動きはフォロースルーと呼ばれるもので、バッティング以外にもピッチャーが投げた後、野手が送球した後の動作も同様にフォロースルーと呼ばれています。
本記事では野球におけるフォロースルーについて下記の内容で解説していきます。
✔︎本記事の内容
- 野球のフォロースルーとはどういう意味?必要な理由は?
- かっこいいフォロースルーのやり方
- かっこいいフォロースルーの選手を紹介
目次
野球のフォロースルーとはどういう意味?
フォロースルーとは、打撃や投球などの動作を完全に終えるための体の動きのことを意味しています。
バッティングであればバットにボールが当たった後の動作、ピッチングであればボールをリリースした後の動作のことですね。
ボールがバットや体から離れた後なのであまり重要視されない動作と思うかもしれませんが、野球をする上で必要な動作の一つとなっています。
フォロースルーが必要な理由
それではなぜフォロースルーが必要なのでしょうか?
主に2つの理由があります。
1つは力の完全な伝達、もう1つは身体への負担軽減です。
完全な力の伝達をするため
力を完全に伝達するためには、バットを振り始めから振り終わりまで一貫性を保つことが必要です。
もしフォロースルーが不十分だと滑らかな体の動きにならず、ボールに十分な力が伝達しません。
フォロースルーにより、最大限の力をボールに伝えることができます。
身体への負担を軽減するため
また、打撃や投球の衝撃を全身で受け止め、分散させる目的があります。
フォロースルーをすることで、特定の部位への負担を軽減し、怪我を防ぐ役割を果たします。
かっこいいフォロースルーのやり方
それでは、実際にどのようにフォロースルーを行うとかっこいいフォロースルーになるのでしょうか?
バットのスイング、体の回転、視線、フィニッシュの4観点でそれぞれ見てみましょう。
ただしあまり自分の身体に合わない強引なやり方をしてしまうと体を痛めてしまう可能性があるので無理はしないでください。
バットのスイング
バットはボールを打った後も、できるだけ大きな円を描くように振り続けます。
これにより力を最大限に伝達できます。
体の回転
バットがボールに触れた瞬間、自身の体も大きく回転させます。
これにより、上半身の力をバットにしっかりと伝えることができます。
視線
フォロースルーの間も視線は常にボールを追い、ボールがどこに飛んでいくかを確認しましょう。
安定したフィニッシュ
フォロースルーは安定した立ち位置でフィニッシュさせます。
体がぐらついているとスムーズな力の伝達ができておらず、転倒などにもつながってしまいます。
かっこいいフォロースルーの野球選手を紹介
吉田正尚
現在の野球界においてトップクラスにかっこいいフォロースルーとして知られるのは吉田正尚選手ですね。
小柄な体格ながら2023年WBCでは準々決勝以降日本の4番を任され、準決勝メキシコ戦では起死回生の同点スリーランを放ちました。
大きな孤を描いたスイングで最後は片手で振り抜くのが特徴のバッティングをします。
今宮健太
今宮健太選手も小柄ながら力強いフルスイングでとてもかっこいいです。
大田泰示
大田泰示選手もフルスイングで振り抜いた後に片手の状態になり、最終的にバットの先端が地面につくようなフォロースルーをしています。
フォロースルーまとめ
フォロースルーは、野球の一連の動作として重要な動きの一つです。
力の伝達を最大化し、怪我を防ぐためには、正しいフォロースルーが必要です。
フォロースルーが自然にできるようになったらあなたのプレーは一段とかっこよく見えることでしょう!
以上です。